卒業を発表したAKB48木崎ゆりあ

 AKB48木崎ゆりあが12日放送のニッポン放送『AKB48のオールナイトニッポン』に生出演し、グループを卒業することを発表。「13歳から21歳まで今日までやってきて、8年間のアイドル人生、本当におなかいっぱい」などと理由を明かした。

 グループの総監督を務めるAKB48横山由依や入山杏奈と出演した木崎。放送から1時間ほどが経過したタイミングで、「私、木崎ゆりあはAKB48を卒業させていただきます」と声を張りながら伝えた。

 木崎は「この時期にこうやって、生のラジオでお伝えしようと思ってて、やっぱり一人じゃめちゃくちゃ怖いからゆいはんとあんにんに一緒にいて欲しいと頼んで」と横山と入山が傍にいることを熱望していたことを明かした。

 生放送でファンに伝えられることに感謝した木崎。「いろいろずっと考えてはいた」とし、横山や入山にも相談していたという。「その中でチームBのキャプテンを任されたり、自分なりに頑張ってみましたけど、やっぱり難しくて」と、チームBからの卒業も多いなか、メンバーに対して申し訳なさを抱えていたことを明かした。

 ただ、自身の卒業の決断はそれが理由ではなく、「去年から選挙も出ないと言ってましたし、色んなことを考えて、ない頭を使って、この時期なんじゃないかと、発表するのは」と生報告を決めた背景を語った。

 そして、木崎は卒業を決めた理由に触れた。「13歳から21歳まで今日までやってきて、8年間のアイドル人生、本当におなかいっぱいだなと」と満足感があることを伝え、「めちゃくちゃ楽しかったし、おなかいっぱいだし、これから自分がやっていきたい演技のお仕事のことに対し、真剣にイチから考えなきゃいけない」との思いがあることを語った。

 さらに、「AKBを卒業して、イチから自分の足だけでどこまでやれるのかなっていうのを試してみたいっていうのもありますし」とチャレンジ精神が芽生えてきたことを話し、その上で、「毎日すごく楽しくて、毎日みんなとすっごい笑って、だからこそ、その幸せな時間がいつまでも続くわけじゃないんだろうなっていうのも噛みしめて頑張っていきたいと思います」と、安住することなくトライし続けたいことを打ち明けた。

 卒業時期はまだ決まっておらず、「年内ということしか決まっていない」とし、12月31日まで在籍する可能性も示唆。それを踏まえて木崎は「まだいんのかよ、コイツとか思わないで」と自虐的にぶち込んだ。

 そして、「最後まで握手会とか来て欲しいし、劇場公演もプロレスが終わったら出れるようになりますし、色んな思い出をいっぱい作ってください、っていうか、勝手に作ります、私が」と元気よくファンにメッセージを届けた。

 木崎は2009年にSKE48の第三期メンバーオーディションに合格してグループ入り。2014年にAKB48に移籍し、2015年にチームBのキャプテンに就任。映画『柘榴坂の仇討』、ドラマ『GTO』などに出演し、役者としての活動にも注力。今年のAKB48第9回選抜総選挙は出馬を辞退していた。

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