記念ライブをおこなうw-inds.

 男性3人組ダンスボーカルグループのw-inds.が14日、都内で、オリジナルアルバム『INVISIBLE』(15日発売)の完成と、デビュー16周年を記念したフリーライブを開催。アルバム収録曲を含む全5曲を披露し、息の合ったダンスと、クオリティの高い楽曲で観衆を魅了した。また、同日おこなわれたWBC二次予選・日本対キューバに関連し、侍JAPANにエールを送った。

記念ライブをおこなったw-inds.(撮影=松尾模糊)

 『INVISIBLE』は、前作『Blue Blood』から約2年ぶりとなる12thフルアルバム。メインボーカルの橘慶太が作詞・作曲・プロデュースをおこなったシングル「We Don’t Need To Talk Anymore」(1月発売)も収録している。

 会場となったのは、東京ドームシティ内の商業施設「ラクーア」の屋外広場。朝から降り続いていた雨は上がってはいたが、どんよりとした曇り空で冷え込んでいた。しかし、会場には彼らの姿を一目見ようと、前もって配布された整理券を持った観衆が長蛇の列を作っていた。

 w-inds.は4人のバックダンサーを引き連れ、昨年5月のシングル「Boom Word Up」を披露。続けざまにパフォーマンスした「Drop Drop」では、橘がステージを降り、観衆のもとへ行き、手をタッチしながら歌唱。黄色い悲鳴が会場に響いた。

 3月14日は、w-inds.のデビュー記念日で、デビュー16周年を迎えた。メンバーの緒方龍一は「みんなのお陰で僕たち16才になりました! ありがとう!」と感謝の気持ちを述べた。

 MCでは『INVISIBLE』を引っ提げ、7月20日の埼玉・サンシティ越谷市民ホール 大ホールの公演を皮切りに、9月27日の東京・日本武道館まで全13公演を開催する全国ツアーをおこなうことも告知、観衆からも歓声が上がった。

ステージを降りて熱唱する橘慶太

 また、ライブ当日には会場隣の東京ドームで、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本代表とキューバ代表の二次予選がおこなわれていた。w-inds.は侍 JAPANにエールを込めて、16周年にかけ、日本の16安打と勝利を祈願し、16球のボールをバットで打って観衆へプレゼントした。

 リーダーの千葉涼平は「オランダ戦もすごく接戦で、熱くなっちゃいましたからね。楽しみです」と侍JAPANの活躍を期待した。

 ライブでは、さらに10thアルバム『Timeless』収録の「Make you mine」、『Blue Blood』収録の「I'm all yours」を披露。

 橘が「次の曲で最後になります」と言い、「We Don’t Need To Talk Anymore」を歌唱。独特の高音ボイスで曲を盛り立て、サビのアタック音の効いたビートが印象的なダンスチューンで、観衆の中にいた、幼児たちも気持ち良さそうに飛び跳ねていた。

 千葉が最後に「みんな大好きだよ~」と感謝の気持ちを叫び、橘は「17年目のw-inds.もよろしくお願いします!」と観衆に呼びかけ、ステージを去った。(取材=松尾模糊)

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)