「HADO WORLD CUP 2016」に参戦したバンドじゃないもん!ら(撮影・松尾模糊)

「HADO WORLD CUP 2016」に参戦したバンドじゃないもん!ら(撮影・松尾模糊)

 VR(拡張現実)技術を用いたテクノスポーツ「HADO」の頂点を決める第1回世界大会『HADO WORLD CUP 2016』が26日、東京・日本工学院専門学校の蒲田校で開かれ、アイドグループの「バンドじゃないもん!」が招待選手として参加、3位に入賞した。

 「HADO」は、ヘッドマウントディスプレイとアームセンサーのウェアラブルデバイスを身に付け、実際の空間と映像を合成。“エナジーボール”と呼ばれるデジタル弾を放ち、攻撃。相手は違う動きで、“バリア”を張り、防御するという攻防を敵味方で分かれ、繰り広げ、エナジーボールの当たった点数で競うスポーツ。

 同大会は予選に19組、総勢80人が参加。決勝トーナメントに8組と招待選手の3組の11組が進出し、優勝賞金50万円獲得を目指し、競った。

 「バンドじゃないもん!」からは恋汐りんご、望月みゆ、甘夏ゆずの3人が参加。開会式では始球式として、招待選手のアイドルがデモンストレーションプレイをおこなった。恋汐は「剣道をやっていた時のマインドが、HADOで思い起こされました」と隠された闘争本能に火がついた様子。

競技の様子(撮影・松尾模糊)

競技の様子(撮影・松尾模糊)

 山や河川敷などで、エアガンなどを撃ち合う“ザバイバルゲーム”が趣味だという、グラビアアイドルの鈴木咲(29)は「サバゲー(サバイバルゲーム)は、あざとかできて、女の子は気になると思うんです。HADOでは、そういうことを気にせずに楽しめると思います」とテクノスポーツの利点を指摘した。

 迷彩柄の服を着て気合い十分だった鈴木咲と、同じくサバゲー仲間であるグラビアアイドルの江守沙矢(28)、鈴木ふみな(26)のサバゲーチームは1回戦で敗退。鈴木咲は「私、こんな格好しているんですけど、運動神経なくて2人の足を引っ張ってしまいました」と悔やんだ。

 一方、「バンドじゃないもん!」は、決勝トーナメント準決勝で敗退したものの、3位決定戦で勝利し、3位に入賞、賞金5万円を手にした。甘夏は「焼き肉を食べに行きたい」と賞金の使い道についてコメントした。

 表彰式で恋汐は「すごく楽しめました。3位になれてとても嬉しかったです」と喜んだ。望月は「まさか3位になれるとは、思いませんでした。1回負けたけど、根性で勝つことができました」と大会を振り返った。

 ちなみに初代チャンピオンとなったのは、ランニング仲間で結成された、「ランニングクラブ」チーム。メンバーは「みんなでお揃いのユニフォームを買ってランニングしたい」と語った。(取材・松尾模糊)

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