ピコ太郎(撮影・桂 伸也)

ピコ太郎(撮影・桂 伸也)

 シンガーソングライターのピコ太郎が、世界的ヒットを記録した「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」の誕生秘話を明かした。<I have a pen I have an apple♪>のフレーズが印象的だが、その後に続く歌詞が思いつかなかったために、苦肉で生まれたのがリンゴを刺す仕草だったようだ。

 ピコ太郎は、14日に放送された日本テレビ系『しゃべくり007』にゲスト出演し、「PPAP」の誕生秘話や世界的ブレイクの近況などを語った。

 「PPAP」は、<I have a pen I have an apple♪>のようにシンプルなフレーズだが、誕生までには苦悩があったようだ。

 歌詞を考えていた際に、ペンを持っていたので<I have a pen♪>の1行が思いつき、更に目の前にあったリンゴを見て、<I have an apple♪>と続けた。しかし、その先が思いつかず「何とかカントカと繋げたかったんですけど…出ないから、“ウンッ!”」と、持っていたペンをリンゴに突き刺した。更に、その前日に食べたパイナップル缶に目が留まり、同じように残りの歌詞が完成したのだという。

 番組レギュラーである、くりぃむしちゅーの有田哲平は「なるほどね~」とその場面を思い浮かべながら頷き、「でも刺さったもの同士だから、もう刺さらないですよね?」と、<Pen-Pineapple-Apple-Pen♪>の歌詞について疑問を呈した。

 ピコ太郎は「これは刺したからじゃなくて、同一線上に並んだものだからPPAPなんです」と有田の疑問に答えた。番組MCのくりぃむしちゅーの上田晋也は「新宿、代々木、原宿、渋谷みたいなものなんだ」と、山手線の駅に置き換えて納得した。

 ピコ太郎は「とにかく並べたかったんです。だから、刺さってないから僕は2つを手でキープしたまま踊っています」と歌詞の意味を反映したダンスについても解説した。

 番組後半ではピコ太郎のプロデューサーを務める、お笑いタレントの古坂大魔王が番組に出演。楽曲制作から動画撮影までおこなっている彼は、近況について「忙しいですね、アルバムも決まったんで」とピコ太郎のアルバムが製作されることを明かした。

 「PPAP」は、古坂大魔王が自腹の10万円で制作したという同曲の動画を8月に、ユーチューブで公開。9月には、世界的歌手のジャスティン・ビーバーが、ツイッター上に「インターネット上の私のお気に入り動画」と紹介。これがきっかけで世界で人気に火が付き、現在、関連動画の総再生回数は5億回を超えるという。

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