ピコ太郎が27日、都内でおこなわれた『Yahhoo!検索大賞2017プレ・イベント』に出席。12月6日に発表される大賞に先駆け、今年の「スペシャル部門賞」と「流行語部門賞」が発表された。昨年の「流行語部門賞」を受賞したピコ太郎が筆書で今年の「流行語部門賞」である「忖度」を発表。最近、忖度したことについてピコ太郎は「100パーセント、トランプさんの前ですね」とトランプ米大統領訪日時に訪れた、安倍晋三首相主催の夕食会でのエピソードを明かした。

 「Yahhoo!検索大賞」は2014年に創設され、今年で4回目を迎える。前年に比べ、その年に検索数が最も急上昇した人物、製品、作品に贈られる賞。今年は1月1日から11月1日の1日あたり平均検索数が、昨年と比べ、最も増加したものから選出される。人物に大賞が贈られるほか、70に及ぶ部門で表彰をおこなう。ピコ太郎は昨年「流行語部門賞」を受賞している。ピコ太郎は「去年からもう1年経っているんですね。あっという間です、感覚としては4分前です。4分前のような20年前の様な時間軸がおかしくなっております」と時の流れの早さを改めて感じている様子。

 ピコ太郎は6日、トランプ米大統領来日に伴って安倍晋三首相主催で開かれた東京・迎賓館の夕食会にも出席した。「トランプ大統領とはとても大きい方で、私より大きくて。とても雄弁な方で2分間くらい英語で話した後に通訳となったので、通訳の方も困っていましたね。豪華な方ばかりで、米倉涼子さんが現れてほっとするような感じで(笑)」と当時の心境を語った。

「流行語部門賞」の忖度を筆書したピコ太郎

 プレ・イベントでは、12月6日に発表される大賞に先駆けて今年の「スペシャル部門賞」と「流行語部門賞」が発表された。スペシャル部門賞は、設けられた部門に属さないその年ならではの分野での話題を取り扱う。昨年はリオ・オリンピック・パラリンピックに伴い、「卓球」が選出された。今年は10代の活躍が目立った年だったということで検索急上昇ティーンの男女が選ばれた。将棋棋士の藤井聡太四段(15)と、女優の永野芽郁(18)が受賞した。

 「流行語部門賞」はピコ太郎が受賞ワードを筆書して、「忖度」という言葉が受賞したことが発表された。最近「忖度」したことを聞かれると、ピコ太郎は「100パーセント、トランプさんの前ですね」と言い、「メラニア夫人に何の歌を歌っているの? と聞かれてペンをパイナップルに刺す歌を歌っていますと答えたら笑っていましたけど、あれも忖度だと思いますよ」と夕食会でのエピソードを明かした。

 今年はウガンダの観光大使にも任命され、ウガンダなど10カ国以上を訪れているピコ太郎。「ウガンダに行くに行く機会があるとは思わなかった。大統領にもお会いさせて頂きまして」と想像もしなかった機会に恵まれたことを振り返った。【取材・撮影=松尾模糊】

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