オープニングセレモニーで挨拶する小池都知事(撮影・松尾模糊)

オープニングセレモニーで挨拶する小池都知事(撮影・松尾模糊)

オープニングセレモニーで挨拶する小池都知事(撮影・松尾模糊)

 五輪開催都市に代々受け継がれているオリンピック・パラリンピックのオリジナルフラッグが東京都庁内に展示されることに伴い、11月1日、都庁内で、オープニングセレモニーが開催された。セレモニーには、小池百合子東京都知事をはじめ、アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治氏、川井しげお東京都議会議長らが出席。記念のテープカット後には小池都知事がリオから引き継いだフラッグを案内するとともに、内覧会も催され、参加者は興味深そうに展示物を眺めていた。

 同セレモニーは、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会及び、公益財団法人日本オリンピック委員会、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会が共催したもの。オリンピック・パラリンピック開催都市で代々受け継がれるオリジナルフラッグを展示し、2020年に開催される東京大会をPRする特設コーナーの開設。これを記念しておこなわれた。

 小池都知事は「いよいよこれから、東京オリンピックが4年後に開催されますが、皆さまとワクワク感を共有しながら、進めていきたいと思います。なお、レプリカのフラッグを福島にも持って参ります。復興五輪をもう1度アピールする為にも、オリンピック・パラリンピック旗を精一杯振って参りたいと思います。日本中が沸き返る、そのような大会にしたいと思います、どうぞよろしくお願いします」と4年後に向け東京五輪を成功させる意気込みを語った。

テープカットのもよう

テープカットのもよう

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会スポーツ局長でもある室伏氏は「本当にこの日を楽しみにしておりました。できるだけ多くの方々が日本、世界中から展示場に来て頂いて、オリンピック・パラリンピック旗を観て頂けたら嬉しいです。アスリートもおそらく、今日を機に益々トレーニングに励むんではないかと思います。4年後が楽しみです」とアスリートたちの士気向上にも期待を寄せた。

 射撃女子・元日本パラリンピック代表で、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会アスリート委員の田口亜希氏は「今、私も初めてオリジナルは拝見したんですが、これから2020年に向けて沢山の方々に観て頂けると思います。パラリンピック旗は2012年からということで、少し新しいんですが、こうやって更に歴史を刻んでいくと思うと、私もパラリンピアンとして嬉しく思います」と今回の展示について喜びを語った。

 また、川井しげお東京都議会議長は「都議会の招致委員連盟で47都道府県、政令指定都市、全て回って議会で議決を頂いてきただけに全国の方々に来て頂きたいと思います。2020年の大会が世界に誇れるものになるよう、これから努力して参ります」と議会として東京大会の成功へ意気込みを語った。

 挨拶後には、参加者による内覧がおこなわれ、リオからオリンピック・パラリンピック旗を引き継いだ小池都知事を先頭に、展示されている旗や、リオ2016大会聖火リレートーチなどを興味深げに観て回っていた。

 この特設コーナーには、オリンピックオリジナルフラッグとパラリンピックオリジナルフラッグ、東京2020大会関連パネル、リオ2016大会聖火リレートーチなどが展示。11月1日から当面の間、東京都庁第一本庁舎2階中央付近で一般公開される。(取材・松尾模糊)

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