小池都知事の政治塾「希望の塾」に入塾した仮面女子の桜雪(撮影・桂 伸也)

小池都知事の政治塾「希望の塾」に入塾した仮面女子の桜雪(撮影・桂 伸也)

 仮面女子のメンバーで、東大出身アイドルの桜雪(23)が、小池百合子東京都知事が開塾した政治塾「希望の塾」に入塾。30日に豊島区内でおこなわれた「開塾式」に出席。その後、報道陣の囲み取材に応じ、初受講の感想を述べた。

 「希望の塾」は、小池東京都知事を塾長とし、東京大改革に向けた人材育成を目指すべく設立された政治塾。入塾を希望する申し込みは4000人超あったという。

 今回の入塾のきっかけについて、桜は「タイミングです。ちょうど夏に18歳選挙権をテーマにアイドル活動をしていたので、政治に関するインタビューを受けることが多くて、その時に『私は政治をわかって発言しているのか?』という疑問があり、学ぶ場所が欲しいと思ったところに『希望の塾』が開講しましたし」と自身の転機を語った。

 また、「小池都知事の『小池フィーバー』みたいな空気があって、そんな強い女性が政治をどう見て、何を伝えようとしているのかを知りたいと思いました」と小池都知事に対する興味にも機会があったことを明かした。

 この日の初受講で桜は「思ったよりもユーモアがあって溌剌(はつらつ)とされていたし、すごくお話が上手な方で、楽しく話をうかがうことができました」と小池都知事に対して好印象を抱いた様子。

あくまでも「アイドルの立場」で活動を続けていくと述べた仮面女子の桜雪(撮影・桂 伸也)

あくまでも「アイドルの立場」で活動を続けていくと述べた仮面女子の桜雪(撮影・桂 伸也)

 続けて「『共感』という言葉を使われていたんですが、『どんな政策も共感が伴わないとまったく意味をなさない』というお話をされていました。まさにその通りだなと」と都知事の言葉に強い共感を覚えた様子も明かした。

 また、先日、ハロウィーンのイベントで小池都知事がアニメ『リボンの騎士』のコスプレにて登場した姿に対して「仮面女子はコスプレや仮装に力を入れているんですけど、その目から見ててもとてもクオリティが高い」と大絶賛していた。

 一方、これを一つのステップとした出馬の意向を問われるとあくまでその意思を否定。

 「もし小池都知事に誘われたら?」と問われると「お話をしたり、おうかがいしたりしたいとは思いますが、政治を一緒にしようとは…」と、あくまで自己を貫き「政治を志すというよりは、アイドルの立場として東大で勉強したことや、吸収したことを、ファン層の若者やその家族など、自分の影響の与えられる範囲で発信していきたい」と自身の立ち位置を明言。

 さらには「アイドルのファンの方は、投票という行動が根付いているにもかかわらず、(選挙では)投票率が低いというのが現状なので、そこはアイドルファンの熱量が政治に向くように、うまく私もアシストしていきたいし、小池都知事にも注目していただければと思います」とこの活動に対しての抱負を述べた。(取材・桂 伸也)

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