木村拓哉がパーソナリティーを務めるTOKYO FM『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』が、SMAPのデビュー25周年記念日となる9月9日に放送された。何らかのメッセージを期待するファンも多くいたが、木村は、解散や記念日に関する言及は一切なかった。ただ、ファンからは「デビュー日だけどお構い無しなラジオで良かったよ」などの声が挙がり、いつも通りの進行に木村らしさを感じ取る人も多いようだ。

 同番組は9月9日の午後11時からオンエア。同日はSMAPのデビュー25周年記念日にあたり、様々な場所やネットで祝福の声が挙がっていた。そのため、放送前にはツイッターで、「木村くんは何を語るんだろう?」などとヤキモキする声も見られていた。

 ただ、木村は番組冒頭から解散やデビュー記念日について言及することはなく、いつも通りの木村節で進行。これにファンは「デビュー日だけどお構い無しなラジオで良かったよ」「木村拓哉って人間は 嬉しいこととか 楽しいこととか そんな時は語らないのよ」「25周年スルーはやっぱり木村くんらしいなぁと思った。 悪い意味でも良い意味でも」などと、木村の内面を感じ取りながら放送を見守っていたようだ。

 番組冒頭で木村は、8月29日に放送されたフジテレビ系『SMAP×SMAP』で歌手の平井堅と一緒に歌唱した話を紹介。以前、同番組の次の枠で、平井がパーソナリティーを務める『平井堅 NOW ON AIR~やっと逢えたね~』が放送されていた。

 その際には、木村が「ケンケン」と呼びかけ、平井が「タクヤ」と返すのが定例となり、2人の掛け合いはファンの間ではちょっとした心温まる瞬間になっていた様子。リスナーから「スマスマ」の共演時、互いに「ケンケン」「タクヤ」と呼び合ったのかという質問が寄せられ、これに木村はやや恐縮しながら語りだした。

 木村は「実際にお会いしたのはかなり久々。FNS歌謡祭で平井さんとは、あっごめん、ケンケンとはエレベーターに同乗して、『あっ、お先にどうぞ』みたいな感じでよくご一緒してたんですけど、だからお会いするのはそれ以来だったかな」という。

 さらに、「だからすごい変な感じなんですよ。リスナーのみんなからすると、このワッツが、終わりの時間になって、『この後はケンケンよろしくー!』みたいになると、『タクヤー!』みたいな受け答えをしてくれていた数か月間があったので、皆さんからすると『あんたら知り合いでしょ?』っていう雰囲気がすごいあると思うんですけど、僕も本人もここに居ないんですよ。だから、マイクがあるこのブース、耳にイヤホンをブッこんでる俺がいるだけで、目の前に平井堅さんはいないわけで、だから、言えるんです。ケンケン! ということは、だから言えるんです」と恥ずかしながらも舞台裏を明かした。

 そして、「たぶん平井さんも一緒なんじゃないかなと思うんですけど、だから、スマスマの歌のゲストに平井さんが、ケンケンが来てくれて、実際に会った瞬間の2人の気まずさ(笑)。お互いふっと『本日のゲスト、平井堅さん入ります』とワアーって来たときの、『ああ、あ…お…ようございます』っていう、変でしょ? 『タクヤ』も『ケンケン』もまずないっていう(苦笑)。『あ、お、おはようございます』っていう。向こうも『お…ようございます』っていう」などと話し、木村と平井には、それぞれがこそばゆい瞬間になっていたようだ。

 そのうえで、「ちょっと、ケンケンって言おうかなと思ってたんですけど、何ていうのかな、そこはラジオの世界がそうさせていたんだなっていう、すごく自分を納得させてくれましたね」とまとめ、「しかし、歌うまかったっすね」と平井を称賛していた。

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