参列後、取材に応じた浅倉大介(撮影・小池直也)

参列後、取材に応じた浅倉大介(撮影・小池直也)

参列後、取材に応じた浅倉大介(撮影・小池直也)

 5月5日に逝去された、作曲家・編曲家・シンセサイザーアーティストの冨田勲さん(享年84歳)のお別れの会が15日、東京・青山葬儀所で営まれ、プロデューサーでキーボーディストの浅倉大介は参列後、取材に応じ、次の通りに故人への想いを述べた。

 ――僕がシンセを始めたのは、冨田先生の音を聴いたのがきっかけ。「世の中に無い音を作れる楽器があるんだ」と、子どもの頃に知って、シンセサイザーの魅力に気づいたんです。

 聴けば聴くほど、冨田先生の音色へのこだわりというのに刺激を受けます。まだまだ教えて頂きたい事が沢山あったので残念です。シンセサイザーは世の中に無い音が作れるじゃないですか。たった一つの音色に凄い時間をかけてこだわって正解だったんだな、というのが先生から感じられたことです。

 式場で、サラウンドで音が鳴っていましたが、ずっと聴いていたかったです。先生の遺された作品を聴いてまだまだ勉強していきたいと思います。――

(取材・小池直也)

Photos

none...

記事タグ