ベリーグッドマンとコラボ、阿佐ヶ谷姉妹「肌の艶良くなった」

　大阪出身の3MCボーカル・グループのベリーグッドマンが９日にリリースしたメジャー・デビュー・シングル「ありがとう～旅立ちの声～」の（通称）合唱バージョンに阿佐ヶ谷姉妹と千葉県立幕張総合高校合唱団が参加。同バージョンのMVが公開された。幕張総合高校合唱団は全日本合唱コンクールで金賞を獲得するほど実力派。そして、アーティストとのコラボは今回が初となる阿佐ヶ谷姉妹は「若いパワーをもらって、お肌の艶が良くなりました（笑）」とコメントした。

　Rover、MOCA、HiDEXの3声の美しいハーモニーに巧みなラップと美メロが武器のベリーグッドマンは13年11月に大阪で結成。インディーズ時代にリリースしたアルバムが、メンバーと同世代(1988年生まれ）で同じ出身地でもある前田健太投手の耳に留まる。その後、同アルバム収録曲『1988』は歌詞を新たに書き加え、マエケン投手登板時の登場曲として15年４月より使われて大きな話題となった。

　結成３年目に満を持してリリースしたメジャー・デビューシングル「ありがとう～旅立ちの声～」は、メンバーのRoverが幼くして亡くした父親の残した“旅立ちの声”という手紙に綴られていた言葉からもらった“愛情”と“勇気”、そしてその言葉たちへの感謝の気持ちを込めた作品。

　３月の“卒業シーズン”に、その感情を旅立つ人たちへのメッセージとして託しMVにはお笑い芸人のたむらけんじが父親役で出演。今回、公開されたMVは同曲の合唱ヴァージョンで、まず楽曲の一部にスキャットを入れるアイデアをメンバーが発案。次いで誰がスキャットを入れるかと考える中で、「トルコ行進曲」を歌う“阿佐ヶ谷姉妹”をインターネットで見つけ、その声楽的で清らかなヴォーカルと、流麗なハーモニーがイメージにピッタリだったことから参加をオファーしたというもの。既にCDデビューを果たす程の実力を持っている“阿佐ヶ谷姉妹”だが、アーティストとのコラボレーションは今回が初。

　さらに、合唱隊には全日本合唱コンクールで金賞に輝く”千葉県立幕張総合高校合唱団が参加。男女総勢48名のダイナミックかつ繊細な圧巻のコーラスが“卒業”の静粛なイメージを楽曲にもたらし、まさに“旅立ちの時”を彩るにふさわしい感動的なコラボレーションが完成した。

　ベリーグッドマンの3人はこのメジャー・デビューシングルを携え、27日の鹿児島より全国９カ所のツアーをスタートさせる。

▽ベリーグッドマン Rover　コメント

　大阪出身なのでもともと“お笑い”が大好きだったのですが、その中でYouTubeで見つけた“阿佐ヶ谷姉妹”お二人の歌声が今回のレコーディングで僕たちのイメージする歌声にピッタリだったので、レコーディングへの参加をお願いさせてもらいました。この曲は世代を超えて届けていきたいと思っていた曲なので、お二人が参加してくれたことで、まさに広いジェネレーションでのコラボレーションとして楽曲を届けられることをとても嬉しく思っています。

　千葉県立幕張総合高校合唱団の皆さんのコーラスも本当に素晴らしく、レコーディングで歌声を聞きながら思わずウルっと来てしまいました。実力もさながら、皆さんの温かい歌声が加わることで僕たちも勇気と感動をもらいました。

　この曲は亡くなった僕の父親が残してくれた“旅立ちの声”という手紙の言葉から受けた気持ちをいつか音楽で形にしたい・・と思い続けて、このメジャー・デビューのタイミングでメッセージに託した楽曲です。僕たちも新しい旅立ちを迎える中で、いろんな出会い、別れがあるこの時期に改めていつも変わらない感謝の気持ち、それを言葉に出して伝えることの大切さを一緒に感じられたら、と思っています。

▽　阿佐ヶ谷姉妹コメント

　最初にこのオファーをいただいた時に、最初はただ企画として“色味”が欲しいのかな・・と思ってました（笑）。普段は芸人として活動していますが、今回このような“音楽”でご一緒させていただくお仕事を初めてさせていただきとても光栄に思っております。「ありがとう～旅立ちの声～」はすごくストレートに気持ちが伝わる楽曲で、高校生の合唱団皆様、そして温かいハートを持ったベリーグッドマンのお三方とこの曲を一緒に歌わせていただき、とても楽しく幸せな時間でした。若いパワーをもらって、お肌の艶が良くなりました（笑）。

▽千葉県立幕張総合高等学校合唱団　部長　田淵馨太くん（たぶちけいた）　コメント]

　この曲を歌わせていただき、いろんな人への感謝の気持ちを改めて感じました。両親や先生、たくさんの人たちと支え合って前に進んでいくことがとても大切なことだと気付かされた気がします。ベリーグッドマンの皆さんに場を盛り上げていただき、とても楽しい時間を過ごすことができました。