マイケルのネバーランド牧場、不動産会社が販売促進映像を作る

　１億ドル（約110億円）で売りに出ている、マイケル・ジャクソンさんのネバーランド牧場（米カリフォルニア州）の販売促進のため、同物件を管理する不動産会社がプロモーション映像を制作した。

　手掛けたのはコロニー・キャピタル。同物件への興味を惹きつける手段として、５分間の映像を制作した。映像では、物件の中や外をバーチャルツアーで見ることができるようだ。

　一方、関係者の１人がゴシップサイト「TMZ」を通じて、コロニー社は、映像の中で無断でマイケルさんの音楽を使っていると指摘しているという。その音楽とは「マン・イン・ザ・ミラー」。映像のBGMとして流れているようだ。

　1987年にマイケルさんが1950万ドル（約22億円）で購入し、童話『ピーターパン』の中に登場する夢の島“ネバーランド”が名前となったこの物件は、2008年11月にはマイケルさんによって名を正式にシカモア・ヴァリー・ランチ・カンパニー・LLCと変えており、コロニー社とマイケルの共同ベンチャーとなっていた。

　昨年には、マイケルさんの娘パリス（17）が禅をテーマとした庭を造り、庭の中心にはピーターパンに似た少年が月に座っている絵を彫り込んでいた。

　なお前記のTMZは、長らく市場に出されているネバーランドが売却となればマイケルさんの遺産管理団体も利益を得ることになる可能性があるとも分析している。