浅川梨奈、廣川奈々聖、「コピンク」という転換点
INTERVIEW

浅川梨奈、廣川奈々聖、「コピンク」という転換点


記者:木村武雄

撮影:

掲載:16年02月24日

読了時間:約19分

コピンクを通して得た“声”

浅川梨奈(SUPER☆GiRLS)

浅川梨奈(SUPER☆GiRLS)

児玉雨子 ところで、コピンクで歌ったり、ダンスしたり、ナレーションをやっていくなかで得たものはありますか。

浅川梨奈 私は、声の幅が広くなったことですね。普通の声やブリブリ声、低い声など色んな声を使えるようになったなと思っていて。SUPER☆GIRLSのレコーディングでもどの声でいけばいいかなって考えられるようになった。例えば、可愛い曲だったらニャンニャンしてみたりとか。そのニャンニャンもどのタイプにしましょうか、と。ちょっとバラード系だったら大人っぽい声で歌ってみたり。ニュアンスで遊べるようになったことですね。

児玉雨子 確かに浅川さん、歴代コピンクの中で一番ナレーションが上手いとスタッフのなかで評価されていますよ!過去にコピンクス!企画でオーディオドラマを作ったことがあったのですが、実はそれ、浅川さんのために出来た企画だったんです。声の質も特徴的なので、ナレーションの才能がきっとあるだろうということで。荻野可鈴ちゃん(夢みるアドレセンス、クインセ)もですけど、浅川さんも声優とか演じることが得意な子だと思う。歌の中でもちゃんと演じるんですよね。

浅川梨奈 声を入れることが本当に楽しくて、声の表情一つで変わるじゃないですか。全身で表現するというのも好きなんですけど、少ないツールでどう伝えていくかというのがスゴく楽しくて、コピンクで声帯が鍛えられた気がします。あと人見知りが少し直りました。どこでもネコ被っちゃったりとかあったんですけど、ちょっと声のトーンを変えるだけで人見知りな部分がちょっと隠れるというか、大丈夫というか、気にしなくなりましたね。

児玉雨子 人見知りなの?本当?コピンクやっていて一番ベタベタしてくるなと思っていたんですけど(笑)なっちゅんはコピンクで何か得たものはある?

廣川奈々聖(わーすた)

廣川奈々聖(わーすた)

廣川奈々聖 私も声というのが一番なんですけど、自分の声に自信が持てるようになったことかな。元々自分の声が好きではなくて、実は今も声をちょっと変えてるんですよ。家だともうちょっと声が低くて太い感じの声なんです(笑)声の出し方とかでこんなに変わるんだというのを新しく発見できて。「それならこの声で喋ろう」とか、普段から心がけて喋っていますね。わーすたも、楽曲によっては全然雰囲気が違っていて、セクシーなイメージだったり、“ワーワーニャーニャー”やってみたりと本当に色々なので。わーすたの活動にもスゴく活かされてるなと思います。

児玉雨子 私、なっちゅんの声がスゴく好き。唯一無二。私の中では、宮本(佳林)さんは型をどんどん強固にしていく、教科書を加筆修正していく人で、浅川さんは型を守りつつ、グラビアなりその強烈なキャラなりで型を破っていくタイプだと感じます。そして、廣川さんは型そのものをゼロから作っていくタイプなんじゃないかなと思うんです。逆にこのあと“廣川奈々聖っぽい子”が出てくるんじゃないかな。

廣川奈々聖 スゴく嬉しいです。

児玉雨子 顔も、誰かに似ているとか思いつかないしね。

浅川梨奈 確かに、横から観ていて超可愛いなと思った(笑)

児玉雨子 ハスキーな声が本当にいい。「QUETE POP」を聴いていても、その声の例えが見つからないんですよ。それだけでも才能だと思うので。それにしてもコピンクおよびコピンクス!キャラクターの面々は、声が良いのにコンプレックスだという子が多いですね。荻野可鈴ちゃんもそうだったし、宮本佳林ちゃんは声というよりも自分自身がという感じだったし。みんなが気にしている弱点は、傍から見れば強い武器です。自分を大好きになって下さいよ~。

浅川・廣川 (笑顔)

代名詞「カリーナノッテ」

浅川梨奈(SUPER☆GiRLS)

浅川梨奈(SUPER☆GiRLS)

児玉雨子 コピンク3人それぞれ違うバージョンで「カリーナノッテ」を歌っています。何か思いはありますか。

浅川梨奈 私の時は初代コピンク宮本佳林ちゃんの歌詞しかなかったので。その時に歌詞をみて思ったのが、「カリーナノッテ」は佳林ちゃんの曲というイメージ。それを自分が歌うとなった時に感じたのが、その子のキャラに寄せて歌詞を書いているのかな、ということだったんです。コピンクといえば「カリーナノッテ」というイメージが私にはあって、佳林ちゃんが歌ってきた曲を、2代目3代目コピンクが受け継ぐことが出来て、次のライブでもやるじゃないですか。3人揃って歌えるというのはスゴく嬉しいですね。3人各々の歌詞で歌えると面白いんですけどね(笑)

児玉雨子 歌詞、勝手に変えても全然いいよ(笑)

浅川梨奈 良いんですか? 大人の事情とか大丈夫なんですか(笑)

児玉雨子 良いんじゃないですか。ライブはやっちゃったもん勝ちなんで。

浅川梨奈 やったあとで怒られるという(笑)じゃあ、なっちゅんはそれで歌ってね。私は怒られたくないから(笑)

廣川奈々聖 私だけですか、怒られるの(笑)

廣川奈々聖(わーすた)

廣川奈々聖(わーすた)

児玉雨子 えらいビビってはる(笑)さて、それでは最後にラストライブへの意気込みを一言ずつどうぞ。

浅川梨奈 去年3月に私も初めて清水マリナートでコピンクのライブに出演させてもらったんですけど、今回はSUPER☆GIRLSとしてではなく個人としてMCの方にも参加します。「スーパースター」が最初で最後のお披露目となってしまうんですけど、その1回を大事に「コピンク良かったな」と思ってもらえるように頑張りたいなと思います。Juice=Juiceさんやわーすたさん、ピンクスとコピンクス!に関わってくれたアイドルさんも沢山出るのでライブの方も楽しんで頂きつつ、さわやか五郎さんやゲッターズ飯田さんなど、おなじみの出演者さんも集まりますので、3月12日にディファ有明でお待ちしてます。

廣川奈々聖 去年の清水マリナートでは、楽曲の披露はなく3代目コピンク決定ということで出させて頂いて、私自身も待ちに待ったピンクスのイベントなので、コピンクス!の企画は終わってしまうけれど、「QUETE POP」や「憂鬱なファルセット」も一回きりなのでコピンクを愛してくれた方に思いきり楽しんでもらいたいです。わーすたとしての廣川奈々聖と、3代目コピンクとしての廣川奈々聖どちらも楽しんで頂けるように頑張りたいと思います。是非遊びに来てください。

児玉雨子 廣川さんの「憂鬱なファルセット」はピンクス最後のテーマ曲で、コピンクス!3枚目のアルバム『コピンクス!メロディーズ3〜memento〜』のリード曲になるので是非みなさんにもライブで観てもらえたらと思います。AKINAさんの振り付けも配信では観られないので是非“生”でAKINAさんの振り付けにしびれて下さい。

児玉雨子、浅川梨奈、廣川奈々聖、AKINA

児玉雨子、浅川梨奈、廣川奈々聖、AKINA

(おわり)

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