ソロアイドル武藤彩未が活動休止へ

活動休止を発表した武藤彩未。休止期間を経て再始動した時の彼女の“表現者”としての成長を期待したい

 ソロアイドルの武藤彩未(19)が16日、今月23日に東京・赤坂BLITZで行われるワンマンライブをもって芸能活動を一時休止することを発表。「当たり前にあると思っていた環境から離れて、いろんな世界を見てみたいです。その中で、やっぱり私には歌なんだという強い気持ち、覚悟が芽生えたとき、もう一度ここに戻ってきたいです」と、心境を公式サイトを通じて伝えた。

 武藤は、さくら学院の初代生徒会長(リーダー)を務め、4年前に同グループを卒業。しばらくの充電期間を経て、ソロアイドルとして昨年、再デビューした。両親が好きで聴いていた松田聖子をはじめとする80年代の歌謡曲に憧れを強く抱き、ソロ活動でもこれら楽曲をいくつかカバーしている。最近では、憧れだった渋谷公会堂でのワンマンや、生バンドを従えてのライブなど精力的な活動が目立っていた。ミュージックヴォイスのインタビューでも「ライブが楽しい」と語っていた。

 この日、公式サイトを通じて発表された「活動休止のお知らせ」では、「本当に簡単に決められることではなく、たくさんたくさん考えました。やっと気持ちの整理がついたので、ご報告させていただきます」と熟慮を重ねた上での決断であると前置き。

 幼少期から芸能活動をしている武藤は、「私は小さい頃からこの世界にいて、正直、そのままの流れでここまで来た感じがあります。もちろん自分なりに一生懸命頑張ってきましたが、自分自身がこれからどうありたいかという事としっかり向き合わずに来てしまいました。でも、それでは限界がきていると感じました」と、向き合う時間が必要になったと綴った。

 更に「ただ歌が大好きっていう気持ちだけでは通用しない世界です」と厳しい現実を吐露。

 続けて「やっぱりここから前に進んでいくためには、自分の強い意志が必要。応援してくれる皆さんがいて、信頼できるスタッフの皆さんに囲まれているからこそ、私がふわっとしていてはいけないと。真ん中である私が引っ張っていくべき人であるべきだと思うようになりました。恵まれた環境に甘えていたのかもしれません。だから、自分の気持ちを確信に変えるためにも、ここから心を育てる時間を作ろうと思います」と決意を固めるためにも小休止が必要であるとした。

 また、「当たり前にあると思っていた環境から離れて、いろんな世界を見てみたいです。その中で、やっぱり私には歌なんだという強い気持ち、覚悟が芽生えたとき、もう一度ここに戻ってきたいです。見違えるようになって帰ってきます」と意欲も綴った。

 まずは、12月23日の東京・赤坂BLITZでのワンマンライブで“ソロアイドル第1期”の集大成が垣間見えそうだ。

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