ランディ・ニューマン、最初は不安を感じていた!?「トイ・ストーリー」ジェシーを象徴する名曲への想い
ディズニー&ピクサーの「トイ・ストーリー」シリーズの最新作『トイ・ストーリー5』が歴史的な記録を残し大ヒット上映中だ。本作はディズニーおよびディズニー&ピクサーのアニメーション作品として歴代最速となる公開18日間で72億円を突破するメガヒットを記録しており、日本中が『トイ・ストーリー5』に熱狂している。
本作ではシリーズ最高と呼び声の高い物語を心震わせる音楽の数々が彩っているが、「トイ・ストーリー」シリーズを代表する楽曲である「君はともだち」をはじめ「トイ・ストーリー」シリーズの全楽曲を生み出したのが、シンガーソングライターで作曲家のランディ・ニューマンだ。本作では彼が本シリーズでこれまで手掛けてきた楽曲の数々も流れるが、中には『トイ・ストーリー2』(00)で感動の涙を誘ったカウガール人形のジェシーを象徴する名曲「When She Loved Me」も使われている。本作で物語の中心となるジェシーのファンにはたまらないこの名曲を本作で取り入れたことについてランディは「この映画で描かれるジェシーの物語を届ける上では欠かせない曲だ」と語った。
「トイ・ストーリー」シリーズではこれまで、おもちゃと持ち主との絆を歌う曲や、ボニーのために奮闘するウッディの気持ちを歌う曲など、物語の大切なシーンやキャラクターの心情を繊細に表現した数々の楽曲が登場してきた。中でもジェシーが初登場した『トイ・ストーリー2』では、ジェシーが自身の悲しい過去を打ち明けるシーンで感動的な名曲「When She Loved Me」が流れ、観客たちの涙を誘った。
そんな名曲がシリーズ最新作である本作の劇中でも使われているが、シリーズ全ての楽曲を手掛けてきたランディ・ニューマンは、「観客たちにジェシーの悲しい過去や彼女の物語を思い出してもらうためには、『When She Loved Me』を使う以上の手はないと思ったんです」と、ジェシーが過去の記憶を乗り越えていく姿を描くうえでこの楽曲が必要不可欠だったと語った。かつての持ち主の少女エミリーが成長と共に遊んでくれなくなり、ついには寄付に出されてしまった過去をもつジェシーは、その記憶が胸に刻まれているからこそ再び持ち主に必要とされなくなってしまうことを恐れていた…。そんなジェシーの過去の記憶が描かれるシーンでこの名曲が流れると、映画を鑑賞したファンからは「『When She Loved Me』をまた劇場で聴けたことに号泣」、「When She Loved Meが流れて涙腺に効く…」、「When she loved meってやっぱ神曲」など、感動の声が相次いでいる。
そんな名曲として愛され続ける「When She Loved Me」だが、実はランディはこの楽曲を『トイ・ストーリー2』で作曲した当時は出来栄えに不安を感じていたそうで、ランディは「あの曲を作った時は、『本当にこれでいいの?こんなゆっくりな曲が流れて、子どもたちはじっと座って見てくれるかな?』と心配したんです。しかしピクサーのスタッフは皆『大丈夫、心配しなくていいよ』と全く心配していませんでした。そして実際に劇場で小さな子どもたちが気に入ってくれていたので嬉しかったです。コミカルなシーンでは笑っていましたが、この曲が流れるシーンでは静かにただ聞き入ってくれていたんです。きっとこれが映画の力であり、音楽の力の証でもあったのだと思います」と、長年愛され続ける名曲が生まれた当時の裏側を告白した。
そんなランディは本作でも25曲以上の新曲を作り上げており、監督を務めたアンドリュー・スタントンは「彼はまるで作家のようで、描きたいことを理解し比類のない物語を生み出す直感を持っている」と称賛を贈っている。
そんな数々の楽曲が彩る本作で、ジェシーはおもちゃ遊びが大好きなゆえに周囲の子どもたちと話が合わず友達づくりに悩む少女ボニーのために奮闘する。ボニーは両親から最先端タブレットをもらうと、画面の中の世界へ夢中になっていく。そんな姿を見たジェシーは“自分たちはもう必要とされていないのではないか”という不安を抱き、かつての持ち主に捨てられた悲しみが押し寄せる。それでも大切なボニーの幸せを守るために、ウッディやバズたちとともに立ち上がる。ディズニー&ピクサーが原点に立ち返り製作する、全世界待望のシリーズ最新作『トイ・ストーリー5』は大ヒット公開中。
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