佐野晶哉

 奥平大兼、出口夏希、佐野晶哉(Aぇ! group)、菊池日菜子、早瀬憩、中川駿監督が29日、都内で行われた映画『か「」く「」し「」ご「」と「』(5月30日公開)公開前夜祭イベントに登壇。撮影エピソードや「○○すぎて、純度100%の涙が溢れ出してしまうもの」というテーマでフリップに回答するコーナーが行われた。

 【写真】佐野晶哉(Aぇ! group)映画『か「」く「」し「」ご「」と「』公開前夜祭の模様

 奥平大兼と出口夏希がW主演を務める映画『か「」く「」し「」ご「」と「』は、『君の膵臓をたべたい』などを手掛けた住野よる氏の同名小説を映画化。“少しだけ人の気持ちが見えてしまう”男女5人の、純度100%の尊い日々を描く青春ラブストーリー。メガホンをとったのは、『カランコエの花』(18)、『少女は卒業しない』(23)などを手掛ける新進気鋭の中川駿監督。

 明日公開を控えた本作の公開前夜祭が行われた。奥平大兼、出口夏希、佐野晶哉(Aぇ! group)、菊池日菜子、早瀬憩、中川駿監督が舞台に登場。観客から大きな拍手で迎えられた。

 出口夏希演じる三木の幼馴染で、奥平大兼演じる京の親友・高崎博文(通称ヅカ)を演じた佐野は、「どんな人にこの映画を観て欲しいか」という問いに対し、「全人類、ホモサピエンス全ての方々に」と壮大なスケールで回答。この言葉に会場からは笑いがこぼれた。

 佐野は続けて、「こんなにも誰もが共感できる作品って他にないと思います。初めて小説読んだときも、初号試写を見させていただいたときも、ヅカにすごい感情移入した」と、作品への深い共感を吐露。「自分自身を肯定してくれるような作品なので、ホモサピエンス全ての方々にこの作品のメッセージが届いたらいいなと思っています」と熱いメッセージを届けた。

 イベント後半では、キャストと監督が「○○すぎて、純度100%の涙が溢れ出してしまうもの」というテーマでフリップに回答するコーナーが実施された。

 佐野は「(松山千春の)『大空と大地の中で』を聴くと、純度100%の涙があふれ出す」と回答。これには奥平大兼も「間違いないですね」と深く共感を示した。

 佐野は、その理由について「撮影が休みの日、大兼と2人で新潟の海辺をドライブしながら、この曲を聴いたときに泣きそうになって…。2〜3時間のドライブの中で5〜6回は聴きました」と、奥平とのエピソードを披露。佐野は<いつの日か幸せを 自分の腕でつかむよう>という歌詞にグッときたと明かし、奥平も「いまもこの曲を聴くと、撮影の思い出がよみがえる」としみじみ語った。

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