奥平大兼、“かくしごと”告白に「秘密にしていたか覚えてない」
映画『か「」く「」し「」ご「」と「』完成披露イベント
奥平大兼、出口夏希、佐野晶哉(Aぇ! group)、菊池日菜子、早瀬憩、中川駿監督が13日、都内で行われた5月30日公開の映画『か「」く「」し「」ご「」と「』完成披露イベントに登壇。撮影エピソードなど語った。
奥平大兼と出口夏希がW主演を務める映画『か「」く「」し「」ご「」と「』は、『君の膵臓をたべたい』など手がけた住野よる氏の同名小説を映画化。“少しだけ人の気持ちが見えてしまう”男女5人の、純度100%の尊い日々を描く青春ラブストーリー。メガホンをとったのは、『カランコエの花』(18)、『少女は卒業しない』(23)などを手掛ける新進気鋭の中川駿監督。
引っ込み思案で自分に自信の持てない主人公・大塚京を演じる奥平は完成披露試写を迎え、「正直まだ公開してなかったのかという気持ちなんですけど、今日初めて皆さんに観ていただくということで、ちょっと緊張しています。映画が少しでも楽しめるような話ができたら、いいなと思っております」と今の心境を語った。
そして、大塚京を演じるにあたりどんなことを意識していたか、という問いに「自由に気楽にやっていたというのがすごく記憶に残っています。ただ、ミッキー(演・出口夏希)の前だと自分の言いたいこととか自信がなくなってしまうというのは、自分が学生時代を過ごしてきた中で、特定の人に対してちょっと消極的になってしまう経験を僕もしたことがあるので、そのときのことを想像しながらやってました」と明かした。
イベント後半ではタイトルにちなんでそれぞれの“かくしごと”をそれぞれが回答するというもの。奥平は、いろんなところでかくしごとについて聞かれたとのことで、頑張って絞り出した「喫茶店に行った おいしかったなぁ」と回答。ロケ地となった新潟での話とのことで、「マネージャーさんと2人で行ったよ、っていうだけの話です。もうこれを秘密にしていたかも覚えてない...」と、この回答が、かくしごとかどうかの確証がないと申し訳なさそう。
最後に奥平は視聴者へのメッセージとして、「見えないものが見えるというフィクションの部分もあったりはするんですが、5人の登場人物にある気持ちであったりとか、行動というのは決してフィクションではなく、現実の僕たちがしていてもおかしくない行動であったり、気持ちだと思うので、ぜひ自分に当てはめて観てほしいです。住野先生がおっしゃっていたことなんですけど、自分が自分であることを肯定してくれるような作品だとおっしゃっていて、まさにその通りだなと思っているので、純粋に作品を楽しんでください」とイベントを締め括った。
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