新垣結衣が22日、都内で行われた『第33回日本映画批評家大賞』授賞式に出席した。『正欲』での演技が評価されて自身初の映画賞での助演女優賞受賞となった。プレゼンターは同作で共演し、同映画賞で助演男優賞を受賞した磯村勇斗が務めた。

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 磯村から花束を受け取り笑顔を見せた新垣。「映画賞で助演女優賞を頂くのは人生で初めてです。とても嬉しいです。この作品は私にとっても大事なことをたくさん教えて頂きました。こういう作品で素晴らしい賞を頂けるのは本当に嬉しいです」と喜び「こういったご縁に恵まれるように自分なりに頑張っていきたい」と思いを述べた。

 選考委員は「新垣さんはこういう表情する、こういうお芝居をする方だったんだと新しい発見がありました。たくさん作品に出ていればいるほどそれが難しい。ご自身のなかで何かを超えるものがこの役にあったんだろうと想像します。計り知れない演技力でこの先もどんなお芝居を見せてくれるんだろうと期待にも繋がりましました。素晴らしい演技でした」と称えた。

 『日本映画批評家大賞』は、1991年に水野晴郎氏が発起人となり、淀川長治氏、小森和子氏といった当時第一線で活躍した映画批評家たちによって設立された、映画人が映画人に贈る映画賞。カンヌ国際映画祭、香港国際映画祭、全米映画批評家協会賞など、各国映画祭で権威ある賞として位置づけ。

 女流映画評論家の第一人者である南俊子賞(新人男優賞)、小森和子賞(新人女優賞)、編集技師の名匠・浦岡敬一賞(編集賞)、北九州市の映画・芸能資料館設立者である松永武氏の名前を冠した松永文庫賞(特別賞)、日本映画の伝道師・水野晴郎賞(ゴールデン・グローリー賞)、日本映画批評家界の巨匠・淀川長治賞(ダイヤモンド大賞)など、賞タイトルに名前を冠しており、33回目を迎える今年、映画批評家たちの映画のプロの目線で厳密に選定された17賞19組が表彰された。

新垣結衣

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