吉岡里帆

 映画批評家が最も優れた作品や俳優などを表彰する『第32回日本映画批評家大賞』の授賞式は16日、都内で行われ、吉岡里帆が助演女優賞を受賞した。

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 太平洋戦争末期の沖縄戦を描いた『島守の塔』での演技が評価された。作品に臨むにあたり資料を読んだり現地の洞窟ガマを訪れたり、語り部から当時の様子を聞くなどして知識を広げていった。

 撮影はコロナ禍で一時中断。だからこそ監督やスタッフ、キャストの絆が強くなった。「絶対に完成させようとすごい強い意志と絆で結ばれていましたので、撮影が終わった後も忘れたくないという気持ちが強かったです」と振り返った。

 同映画賞は、1991年に水野晴郎氏が発起人となり、日本大学名誉教授・登川直樹氏の手によって誕生した映画賞で、映画批評家ならではの視点で各賞を選定。今年で32年を数える。

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