新垣結衣

 新垣結衣と小林聡美が出演する「アサヒ 十六茶」(アサヒ飲料)の新TVCM「おばあちゃん」編と「帰り道」編が7日から全国で順次放送開始される。CMキャラクターを2009年から務め今年で15年目を迎える新垣。初代CMキャラクターの小林と共演する。

 【動画】新垣結衣&小林聡美、インタビュー&メイキング

 舞台は一昨年・昨年にOAされたTVCMと同じく、とある架空の村。そこに暮らす新垣さんと少年が「アサヒ 十六茶」のおいしさの秘密について仲睦まじく語り合っているところに、少年の“おばあちゃん”が登場。そのおばあちゃんが実は…。

 今回、共演するのが初めてという新垣と小林。小林のおおらかでお茶目な雰囲気と相まって、新垣もとてもリラックスしている様子。汰鷹くんは大女優2人に囲まれつつも、いつもどおり変わらずはしゃいで、2人をさらに和ませていた。

 セリフのかけ合いもリハーサルの時から3人は息ぴったりで、すぐに本番スタート。小林による早口言葉のような長いセリフ回しも完璧。何度テイクを重ねてもほぼNGなく、監督やスタッフからも「お見事!」「すごい!」の言葉とともに拍手がでるほど。

 続いて新垣と汰鷹くんが、今回のCMために作られたという、特製の丸太のシーソーに乗ってクイズを出し合うシーン。何十年ぶりにシーソーに乗るという新垣だったが、汰鷹くんと一緒に遊び始めると、すぐに勘を取り戻した様子。カットの声がかかり、カメラが回っていないときでもずっとシーソーで遊び続けるほど仲良し。

 そしてもう一つの目玉は、おばあちゃん役の小林の登場シーン。なんと実際にトラクターに乗って小林が現れる。乗るのは初めてとのことだったが「ヤッホー!」と終始笑顔で楽しそうに乗りこなす姿が印象的だった。

新垣結衣&小林聡美:インタビュー

――初めて共演したご感想を教えてください。

新垣 とても嬉しいです。このCMで私は、小林さんがご出演されているCMを子どもの時から見ていたので、湧いてます!(斎藤)汰鷹くんと一緒に撮っている(今の)シリーズが、映画の雰囲気もあるような現場なので、小林さんに今回ご出演いただいて、さらに上質なCMになっているような感じがします。

小林 新垣さんが出演されているCMに、30年前に私がやらせていただいたということで、素敵な方につないでくださっていて、「なんか嬉しいな」といつも思って拝見していたCMで。共演させていただいてね。あと、思ったより背が高くて。

新垣 はい、そうです(笑)。

小林 (笑)。それはビックリしましたけど、とても光栄です。

――お互いの印象はお会いする前と後で変わりましたか?

小林 イメージ通りの自然な佇まいの柔らかい雰囲気の方だなと。実際どうなのかは分からないですけど(笑)。印象通りでした。

—――さっき、身長が高いとおっしゃっていましたけども、意外でしたか?

小林 高いんだろうなとは思っていたんですけど、思ったより高かったです(笑)。

新垣 それで言うと、(私は)思ってたより小柄な方だなと思いました(笑)。この「アサヒ 十六茶」のCMにご出演されていた時とかも特にそうですけど、すごくパワフルな印象があったので。画面からパワーが伝わってくる印象があったので、もっと大きい方なのかなって(笑)。(当時の)CMを見てた時に私は小さかったというのもあると思うんですけど、印象としては変わらないです。パワフルさがあるなと思いますし、さっき私にも言ってくださったんですけど、ナチュラルな佇まいな方だなとまさに私も思っていました。

――「アサヒ 十六茶」のCMオファーが来た時の心境はいかがでしたか?

小林 懐かしいというか、えっ!と驚きました。なんで呼ばれるんだろうと思いましたけど(笑)。「アサヒ十六茶」が立ち上がった時からのご縁なので、すごく懐かしかったですし、新しい「アサヒ 十六茶」のCMで、またお手伝いできるというのは、すごく光栄だなと思いました。

——元祖CMキャラクターの小林さんが......。

小林 元祖ね、本当ですよね。昔はペットボトルとかなかったですからね。缶の時代でした(笑)。

――撮影の中のセリフにも、「全国まわったんだよ」というお話もありましたが......。

小林 あれは本当にまわったんですよね。なんか時間もいろんなことも豊かな時代だったんですかね。さっき監督に、「あれはCGで本当に行かれてないんですよね?」と言われて「行きました!」っていうことだったんですけど。実際においしいものもいただきながら、楽しい撮影でした。

――十六茶は、昔と今でどこが変わったと感じますか?

小林 世の中にいろんなお茶がいっぱい出始めて、それぞれすごく研究されているんだなと思うんですけど、(「アサヒ 十六茶」は)やっぱり変わったというか、昔から美味しかったですけどね。洗練された、研ぎ澄まされた味わい深さみたいな。そんな感じになってきているような気がします。

――さっき缶というお話も出ましたが、パッケージも大きく変わりましたよね。

小林 そうですね。昔は渋かったですよ、缶(笑)。あれ、なんであんな渋い感じで、(出演者が)私だったんだろうって感じですけどね(笑)。すごく長い時代をかけてもずっと愛されて続けている商品っていうのはやっぱり本当に『おいしい芯』が、みんなが美味しいと思える何かがきっとある商品なんだろうなというふうに思います。

新垣 (『十六茶』の)字体はずっと変わらないんですかね?

小林 変わらないです。あれ誰か書いた人がいるんですかね?誰が書いたんだろう(笑)。

――このあとシーソーに乗るシーンの撮影があります。乗ったことはありますか?

新垣 シーソーは乗ってました。小さい時に。でも...ここ何十年は乗ってないので、大人になってから乗るとちょっと怖いだろうなと思いながら......。

小林 腰とか気をつけてくださいね。でも、楽しそう!(笑)

新垣 楽しみたいと思います(笑)。

――このあとトラクター運転の撮影があります。乗ったことはありますか?

小林 もちろんトラクターは運転したことはありません!どんな目線の高さになるのか、楽しみですね。暴走しないように気をつけます(笑)。

――今回の「アサヒ 十六茶」のCMテーマは『こだわり』。お二人が今、こだわっていることは?

新垣 最近とてもお米が好きなんですけど、お米をいかに美味しくいただくかっていう、その付け合わせみたいなものをちょっとこだわっています。漬物を何種類か用意したりですとか、お米に合うといわれているものを用意したりだとか、それでたくさん食べるっていうのをこだわって楽しんでいます。

――お米自体にもこだわりは?

新垣 お米自体も、自分のなかでこれが好きだなっていうのもありますし、いただく機会もあるので、楽しんでいます。それぞれの良さを。

小林 私は長年こだわっているというか、それが普通になっちゃってるんですけど、朝起きて、お茶を飲む時は、鉄瓶でお湯を沸かしていただきますね。そうすると、なんか鉄分も摂れる気がするし、実際、冷めた後の味も違うんですよね。お水の味も。

――どれくらい続けていらっしゃるんですか?

小林 10年は続いてるんじゃないでしょうか。

新垣 鉄瓶も育ちますよね?

小林 そうそう。そうなんですよ!私が買ったのは、南部鉄なんですけど、赤いやつにしたんですけど、馬がついてる。その馬も良い感じに落ち着いてきましたけど(笑)。

――「アサヒ 十六茶」は香ばしいのに『すっきり』とした味わい。お二人が最近、すっきりとしたエピソードは?

小林 私、猫を飼ってるんですけど、猫って指の間に毛が生えるんですよね。それ見て気になってて。床とか滑りそうなので、(指の間の)毛を切ったんですよ。そしたら、ほわほわな毛がいっぱい取れて、肉球もちゃんとすっきり出てきて、すっきりしました。歩くのも良い感じみたいな雰囲気です。

新垣 その気持ちめちゃめちゃ分かります!(私も)犬を飼っているので、私も自分で、家でトリミングするので、すっきりします!あのかわいい肉球がしっかり見えるのは、とても良い気持ちです!(私は)掃除が割と好きなんです。それこそ犬を飼っているので毛が落ちたりするから、結構こまめに(掃除を)やっているんですけど、年末の掃除で、トースターの中とか、お風呂場のもっと奥の方とか。そういうところを掃除して、すっきりしました。

小林 トースターはすっきりするよねぇ。いつの間にかパンくずが溜まってたりとか。

新垣 ちゃんと重曹を使って。すっきりしました。

――最後に今回のCMの見どころを教えてください。

新垣 今回のCMでは、「アサヒ 十六茶」の「おいしさ」の秘密について、斎藤汰鷹くんとクイズを楽しんでいるのですが、そこに、汰鷹くんのおばあちゃんがやってきて、実はそのおばあちゃんがまさかの......という、豪華ゲストを迎えた、30周年ならではの特別なCMになっています。

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