INTERVIEW

ACE

「絶対に売れたい」成長と変化 WHITE SCORPION5作連続リリース リレーインタビュー


記者:編集部

写真:提供

掲載:24年04月07日

読了時間:約6分

 WHITE SCORPIONが、4月7日に5thデジタルシングル「Satisfaction graffiti」をリリースした。IDOL3.0 PROJECT オーディションで選ばれた、秋元康氏プロデュースの11組アイドルグループとして大きな注目を集める。「眼差しSniper」でデビュー以降、毎月連続でデジタルシングルをリリースしており、今回はその5作目となる。デビュー当時は初々しさもあったが、この4カ月で著しい成長を見せている。そんな彼女たちに、本作への思いと共にデビューから現在に至るまでの変化などを聞いた。リレー形式でインタビューを届ける。まずはACE。

――デビューからこれまでを振り返り、印象的な出来事や自分自身に変化や成長はありましたか?

 活動させていただく中で変化や成長は自分自身でも実感しています。アイドルになる前は毎日お昼過ぎにゆっくり起きて学校に行ってバイトをして、お休みの日には家族やお友達と出かけたり。そんな日常から一転してオーディションに合格したその日からレッスンや撮影など、有難いことに忙しくさせていただけて初めての経験も沢山させて頂きました。中でもMV撮影は得られるものが多いなと感じます。携わってくださっている方の熱量をすごく感じますし、良い作品を作れるように私達も本気で準備をするので、MV準備期間の空気感が私はとても好きです。朝から晩まで撮影して、出来上がったMVを見るとグッとくるものがあるというか、この時こういう表情してたんだって新しい自分を見つけることができています。初めは、ずっと追いかけていた夢が叶った嬉しさで浮かれていた部分もあったのですが、私達に携わってくださっている方々と触れ合う度に甘えていちゃいけないな、絶対に売れたいと気持ちに変化がおきました。電話先で母に弱音を吐くことも、毎日味気ないなと落ち込むことも今はほぼ無くなりました。それは成長なのかなと思っています。

――テレビ出演やTGC出演などビックイベントがありました。その時の様子を教えてください。またその体験はご自身にとってどのようなものになりましたか?

 デビューしてすぐ「眼差しSniper」でテレビに出演させていただく機会が多かったのですがデビューして日が浅かったのもあって、初めは夢が叶っていくような気持ちでした。放送されてからの反響だったり、共演させていただいた方々に影響を受けて、今は一つ一つのチャンスを着実に掴んでいきたいと思っています。

 TGC出演は本当に驚きました。デビューして約3カ月で出させていただけるとは思ってもいなくて、いつか出れたらいいなと目標にしていた事だったので嬉しい気持ちと同時に代々木第一体育館という大きな舞台に足がすくみました。私達の事を知らない人ばかりの中でどうアピールしたらいいんだろうと考えた時に、とにかく全力でがむしゃらなパフォーマンスが見た人の心を掴むのかなと思ったので、前日はレッスンから帰ってきて1人で深夜まで練習しました。2列になってステージに出ていく時、一緒に先頭に立っていたアリーちゃんが緊張してる私の背中をぽんぽんっとしてくれて、より頑張ろうと気合いが入ったのをすごく覚えています。

――配信連続リリースしてきました。多彩な楽曲で色んな一面が見せられたと思いますが、どれか一曲を選んで、印象的なエピソードを教えてください。また、その楽曲がグループやメンバー、自分自身にどのような影響を与えたか教えてください。

 どれもすごく素敵で魅力的な曲なので一曲を選ぶとなるとすごく悩みますが...2nd「コヨーテが鳴いている」は私にとってもグループにとっても大きな影響を与えた楽曲なのかなと思っています。

 1st 「眼差しSniper」を経て、これからWHITE SCORPIONを沢山の人に広めていこう!という時に、初めての歌い出し&ソロパートを頂きました。振り映像を見た時は嬉しい気持ちでいっぱいだったのですが、同時に不安な気持ちもありました。初披露の時も、フェスに出させていただいた時も、緊張で高音が出なくて悔し涙をたくさん流しました。今は徐々に自信もついてきて胸を張って歌えるようになってきました。この曲と一緒に成長できてるのかな?と思っています。ファンの皆さんからの人気も、メンバーからの人気も高い曲で、この曲を頂けたことがすごく嬉しくて本当にありがたいなと思います。

――それらを経て今のホワスピ、そして自分自身の現在地をどうとらえていますか?デビュー当時との変化がありましたら、それも教えてください。

 WHITE SCORPIONが掲げている『世界』や『ドーム公演』という目標にはまだ遠い現在地ですが、毎月行っているリリースイベントに来てくれる方が増えていたり、色んなお店で私達の曲が流れていたり。成長はすごく感じているので、今の現状に満足することなく皆で努力を重ねていきたいなと思っています。自分自身に関しては、まだ模索中です。グループでの立ち位置や自分のキャラ、自分の武器が完全には分かっていないので、まずは目の前にあることに全力で向き合っていきたいと思っています。そうする事で私自身ではなく、私を傍で見てくれているファンの皆さんやスタッフさんが私らしさを見つけてくれるのかなって考えています。

Satisfaction graffiti

――そのなかで迎える新曲「Satisfaction graffiti」ですが、仮歌を最初に聴いた感想と、印象的な歌詞を教えてください。

 今までの4曲全て素敵な楽曲だったので、期待を膨らませながら仮歌を聞きました。電子音のようなサウンドから始まる「Satisfaction graffiti」は、今までで一番聴いた時の衝撃がすごかった楽曲です。大人と子供の狭間で葛藤する様子が描かれた歌詞は多くの方の共感を集めるんじゃないかなと思いました。特に1サビの<傷つくのは構わない 全て台無しにして><どこかでこの愛を 返してほしい>の部分は切なさもありつつ強さや意志を感じる部分でもあって、印象的でとても好きな歌詞です。

――振り付けやMV撮影、レコーディングはいかがでしたか?難しかったことや苦労した点、メンバーと話し合ったことがあったり、自身で練習したことがあったら教えてください。

 「Satisfaction graffiti」は細かいアクセントやリズムが重要な楽曲なので、何度も聞いてノートに沢山書き込んでからレコーディングに挑みましたが、ニュアンスが違っていたり、アクセントの付け方が違っていたりして苦戦しました。今作が1番難しかったと言っているメンバーも多かったです。振り付け・MV撮影に関しては、振り入れから撮影までの期間が本当に短くて、MV現場での変更も多かったので頭をフル回転させながら頑張りました。撮影の始まる数分前まで動画を見ながら確認したりもしていました。振り入れの速度がすごく早くなってきていて、何とか追いつけているので初めの頃に比べて本当に成長したなと感じています。

――この曲はグループにとってどんな存在になると思いますか?これらを経て新たに芽生えた思いや目標、夢があったら教えてください。

 今作の「Satisfaction graffiti」はWHITE SCORPIONが沢山の方に広まるきっかけになる楽曲だと思っています。多くの方の共感を集める歌詞だったり、何度も聞きたくなるようなサウンド、白と黒を基調とした印象的かつかっこいいMV。見つかるきっかけさえあれば、爆発的に知られる楽曲になると思います。本当に素敵な楽曲を頂けたので、このチャンスを掴めるように頑張りたいです。沢山の方にWHITE SCORPIONを知ってもらい、海外進出やドーム公演の夢に近づいていきたいです。そして、ずっと応援してくれて、そばで支えてくれているファンの皆さんに恩返しをしたいなと思っています。

WHITE SCORPION

(おわり)

この記事の写真
提供

記事タグ 

コメントを書く(ユーザー登録不要)

関連する記事