八代亜紀さん

 歌手の八代亜紀さんが昨年12月30日に亡くなったことを、所属事務所が9日に発表した。昨年9月に膠原病の一種で指定難病の抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎と急速進行性間質性肺炎を発症。一日も早い復帰を目指し治療とリハビリに励んでいたが、容態が急変し帰らぬ人となった。73歳だった。

 所属事務所は「皆様へこのようなご報告をしなければならなくなりましたことは無念でなりません」と悔み、「常に大切にしていた言葉は『ありがとう』でした。『一人では何も出来ない、支えてくれる周りの皆様に感謝を』という父と母からの教えを八代自身は体現し続けて参りました。療養期間中も傍で支えるスタッフや医療従事者の皆様に『みんなありがとう』と感謝を伝え最期まで八代亜紀らしい人柄が滲み出ておりました」

 そのうえで「これから先いつまでも八代亜紀が命を吹き込んだ作品の数々が沢山の人達に愛され、皆様の心の中に生き続けることを八代自身も望んでいると思います」と思いを伝えた。

 葬儀は今月8日に、故人の強い意志により事務所スタッフのみで執り行われた。お別れ会は後日執り行われる予定。

Photos

記事タグ