八代亜紀「また戻ってくればいい」引退の森昌子へ、歌番組初司会で意気込みも
八代亜紀
八代亜紀が28日、都内で、司会を務めるBS11で放送の新歌謡番組『八代亜紀いい歌いい話』(4月4日スタート、毎週木曜日夜7時30分~8時57分)の記者会見をおこなった。八代が歌謡番組で司会を務めるのは初めて。初回放送では先日年内での芸能界引退を公表した森昌子をゲストに迎える収録もおこなっていた。八代は番組収録後に報道で森の引退を知ったと言い、「また戻ってくればいい、還暦は自由だから」と電話で話したことを明かした。
『八代亜紀いい歌いい話』では、画家としての顔も持つ八代のアトリエに見立てたセットで毎回ゲストを迎え、トークと歌唱を届ける。ゲストの「人生で思い出の歌」「支えとなった歌」を八代とゲストが生演奏をバックに歌う。また、八代が様々な分野で活躍する人物を訪ね、その人物の思い出の歌を歌うVTR企画「歌の贈り物」も同時に放送される。
初回のゲストには、森昌子と伊東四朗を迎える。「歌の贈り物」ではフレンチシェフの三國清三氏のフレンチレストラン「オテル・ドゥ・ミクニ」を訪ねる。
八代は「司会とかは縁がないものと思っていました。『天然が欲しいんです』と言われて(笑)。じゃあ、やりますと。冠が持てて嬉しかったです」と初の司会を喜び、「私も来年(歌手生活)50周年なので集大成になればいいかなと思っています」と意気込む。
先日、年内での芸能界引退を発表した森について、八代は「引退と聞いてびっくりしましたけど、収録では、相変わらずいたずらっ子でした。逃げ待っていて可愛かった」と言い、「テレビで見た時は収録の3日後くらいでした。すぐ電話しました。辞めちゃうの? と聞いたら、『言いたかったけど、発表前だから言えなかった』と。それで大丈夫、休んで気持ちが変わったら、また戻ってくればいい、還暦は自由だからと言いました。人生大変なの(笑)」と森に八代らしい言葉を掛けたことを明かす。
また、森との思い出について「結婚する前、(森が)八代を見かけるとスプレーを持ってまってました。私がロングヘア―でカールしていた頃、メイクさんにやってもらってたのを見て『私がやる』とスプレーをかけてくれて、昌子たんと言って追いかけていました」と振り返った。
八代にとって、初めての司会となる同番組。気をつけていることについて「基本的に結婚生活とかはあんまり聞かないです。好きなタイプは? とかそういう話にもって行っています。すごく内面が出てきますので、私が天然なので(笑)」とプライベートにはあまり立ち入らないと話す。
また、セットについて「凄くスタッフがいいんです。自由にやってという感じで。セットも徹夜でやって頂いたようで。(八代の絵画は)スタッフが選んだようです。必ずその一つを説明するコーナーもあります」と言い、プロデューサーの柿崎氏は「収録を3回やりましたけど、ピリピリせずリラックスして収録できていてこれは八代さんのおかげだと思っています。バックに飾ってある絵は全て八代さんの絵なのでそちらも注目して欲しい」と見どころと八代の司会について語る。
番組では生演奏での歌唱も見どころとなる。八代は「シンガーは生バンドでという想いを伝えて、実現しました。絵も描かないといけないので、スケジュールは大変です」と八代たっての希望で今回の生演奏が実現したと話す。
最後に、八代は「著名人の、皆さんご存知ない本音や裏を見れて、また歌も楽しめて2つ楽しめる番組ですので、ぜひ観て頂きたいと思います」と呼びかけた。【取材・撮影=松尾模糊】