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元男闘呼組・高橋和也、諦めきれない夢は…?「もうそういうのはないんです」
映画『白鍵と黒鍵の間に』キャスト登壇付きプレミア上映会
元男闘呼組の高橋和也が4日、都内で行われた映画『白鍵と黒鍵の間に』(10月6日公開)キャスト登壇付きプレミア上映会に登壇した。
昭和末期の銀座を舞台に、未来に夢を見る「博」と夢を見失っている「南」のピアニストの運命が大きく狂い出す一夜を描く。原作はジャズミュージシャンで、エッセイストとしても才能を発揮する南博の『白鍵と黒鍵の間に-ジャズピアニスト・エレジー銀座編-』。
本作で、お調子者のギャンブル狂だが音楽への想いは失っていないバンドマスター、三木役を演じる。司会者から「お調子者だけど音楽への熱い思いは失っていないバンドマスター」と紹介され、苦笑いを浮かべつつ「楽しい撮影で作品もすごく気に入っています」。
演じた三木は「お調子者」だが、銀座のクラブのなかのムードメーカーで、哀愁も漂う。「80年代は夜の街に行くとああいう人がいたんですよね。『この人、大丈夫かな』という人がね。でもそういう人が最近見なくなっちゃったなって。そういう人が生きられない時代になったのかなって」としんみり。
劇中ではジャズギターを演奏するシーンもあるが「僕が普段やっているものとは違うので自分でレッスン料払って講師を呼んで教えて頂きました」と明かしつつ、ミュージシャンが参加する本作を「これはただ事ではない。いい音楽映画です」と絶賛した。
またこの日は物語にちなみ「諦めきれていない夢」について質問が及んだ。「夢とかそういうのはないんですよ。もう生きているだけで精一杯なので。だけど人生で諦められないのは酒とたばこです」とすると、司会者からは「本作にはふさわしい回答かも」とフォローされ表情を緩めた。
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