ヒロイン水野朋子婦人警官を演じる新内眞衣

 荒井敦史、池田純矢、新内眞衣、高橋龍輝、三浦海里、多和田任益、佐々木ありさ、北野秀気、小日向ゆかがこのほど、都内で「熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s」の稽古風景を公開した。

 【動画】稽古の模様とその後に行われた囲み取材

 誕生から50周年を迎える「熱海殺人事件」。日本の劇曲で50年以上愛され、上演され続ける作品は数少ない。そして、紀伊國屋ホール59年の歴史の中で、最も上演回数の多い作品であるつかこうへいの「熱海殺人事件」は、1973年の発表以降、翌年1974年に岸田戯曲賞を授賞、後に映画化される等、日本の演劇史上プロアマ問わず最も愛され上演され続けている作品(推定累計8,500ステージ)である。

 50周年を迎え、『「熱海殺人事件」バトルロイヤル50’s』の上演が決定。キャストには、“東京警視庁にその人あり”と言われた木村伝兵衛部長刑事は、2020年ザ・ロンゲストスプリング、2021年1月ラストレジェンド、6月新・熱海殺人事件の3シーズンに渡り木村伝兵衛を演じ続けている荒井敦史と作家、演出家としても活躍している池田純矢がダブルキャストで演じる。

 捨て身の潜入捜査を行うヒロイン水野朋子婦人警官には、2021年ラストレジェンド、2022年ラストスプリングで注目を集め、コアな熱海ファンの間でモストインプレッシブアクトレスと呼ばれた新内眞衣。

 東京警視庁に転任して来る熊田留吉刑事は、岡村演出作品にはかかせない存在の高橋龍輝と、今年4月には映画『ゲネプロ★7』にて主演を務めた三浦海里がダブルキャストで演じる。

 犯人大山金太郎は、今回大山を演じることで、紀伊國屋ホール公演初の全役制覇となる多和田任益が演じる。

 演出は、つかこうへい没後2011年から13年に渡り紀伊國屋ホールでの『熱海殺人事件』をプロデュースし続けている岡村俊一が、そして、総合演出に、フジテレビエグゼクティブディレクターの河毛俊作があたる。河毛氏は、2001年テレビドラマ版の『熱海殺人事件』の演出も務めている。

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