拍手に包まれる会場:ⓒ若山和子

 第76回カンヌ国際映画祭「カンヌ・プレミア」に正式出品された映画『首』(11月23日公開)が日本実写作品として初の選出となる「カンヌ・プレミア」部門として、ドビュッシー劇場で公式上映された。上映には、北野武監督、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、浅野忠信、大森南朋も立ち合い、上映後には約5分にも及ぶスタンディングオベーションが贈られた。

 【動画】入場時、そして上映後もスタンディングオベーションが贈られた。その後、感想を述べる北野監督ら

 公式上映のチケットは発売されるやいなや即完売し、場内には1068席を埋め尽くす超満員が駆けつけ、改めて本作への期待の高さがうかがえる。そして、北野監督とキャストたちが姿を現すと、会場は総立ちとなり割れんばかりの拍手で迎え入れた。

 約141分にも及ぶ本作も終盤、エンドロールに北野監督の名前がスクリーンに映し出されるやいなや、早くも場内からは惜しみない拍手と歓声が巻き起こり、上映が終了すると、ドビュッシー劇場を埋め尽くした観客による約5分にも及ぶスタンディングオベーションが贈られた。異様な熱気に包まれた会場と、観客の熱量に感謝しながら、北野監督は「今度はもっと良い作品作ってまた来ます」と照れくさそうにコメントした。

 そして、『首』を激賞した観客からも「とても面白かった。笑えました。こういう北野武のユーモアはとても好きです。本当に映画、最高でした」、「サンキューソーマッチ、北野武!」といった興奮を隠しきれない様子の熱いコメントも届いていた。

 その後場所を移し、ヴィラ デ ミニストルで、改めて作品が世界に羽ばたいた感想を聞かれ北野監督は「ここに居る役者さん達には本当によくぞやって頂きました。ありがとうございました」と改めて感謝を述べると一同恐縮する場面もあった。

 本作は、構想に30年、制作費15億円を投じた戦国スペクタクル。舞台は戦国時代。羽柴秀吉、明智光秀、織田信長、徳川家康ら戦国武将と本能寺の変を描く。信長の跡目をめぐる様々な欲望と策略が入り乱れ、血肉が飛び散る戦から燃え上がる本能寺へと突き進む物語。

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