ブンブンサテライツ川島「2年では死にません」“余命2年”誤解招くと補足
BOOM BOOM SATELLITES(ブンブンサテライツ)のボーカル川島道行(45)が11日のツイッターで、10日放送の日本テレビ系『NEWS ZERO』で特集された一部の内容が誤解を招くとして補足した。
特集では、4度目の脳腫瘍から復帰したボーカル川島が治療を続けながらもアルバム制作を続けた背景や、彼を支える中野雅之(43)の思いなどを語ったインタビューおよび密着映像を軸に、ブンブンサテライツの現在を追った。
3度目の手術を終え退院後間もなくして臨んだリハーサルでの姿や、歌う感覚を取り戻すため中野と二人三脚でトレーニングを続けたことなども紹介。更に、昨年3月の4度目の発症を振り返り「先生に言われたのは科学の限界ですと。どうやって生きるか選んでくださいと言われたんですよね。ああここまできたかという気持ちでしたけど、そこではもうアルバムの制作も進んでいたので、スタジオワークに戻る気満々でした」とも語っていた。
また、余命2年を宣告されるも2014年7月に認可前の薬などで治療を行う臨床研究、いわゆる治験に参加し、腫瘍の拡大を防ぐことが出来たとも紹介されていた。さらに3月15日にアルバム完成後初めて行った単独ライブでは川島が「僕はこうして元気ですので、こうやって皆に会えてまた、僕はこれからも音楽をやっていくと思いますので、よろしくお願いします」と語っていた内容も届けられた。
ただ、「余命2年」というテロップが終始表示されていたこともあり、川島は放送後にツイッターで「昨夜の放送の件で。誤解があってはいけないのですが」と切り出し、「確かに当初は2年かそこらの余命であると言われて手は無いと言われましたが、去年の夏に放射線治療の治験を受けて成果があり、現在は小康状態で、定期的な検査をしているところです。つまり2年では死にません。まだまだ良い音楽を発信していきます」と補足した。
一方、川島はこの補足コメント前の、放送終了後の10日のツイートでは、番組の反響の大きさから「沢山のメッセージ、ありがとうございます。まだまだここからだと思って、進化させていきます。これからもブンブンサテライツをよろしくお願いします」とも綴っていた。
なお、治療を続けながらも完成させたアルバムは『SHINE LIKE A BILLION SUNS』。番組で川島は「自分の人生を振り返るとほぼ音楽をつくってアーティスト活動をしてきたんですよね。おそらく死んでいくときもアーティスト川島道行として死んでいくであろうと思ったんです」との強い思いも語っていた。
- この記事の写真
ありません
ブンブン、ラストライブは“川島さんとともに” 20年の歴史に幕
ブンブン、ラストライブに作品を手掛けたクリエイター陣が参加
綾野剛「想いが届けば…」ブンブン川島さんに捧げたギター演奏
ブンブン中野雅之「川島も満足していると思う」ベスト完成を報告
BOOM BOOM川島さんお別れ会、中野「感謝しても尽くせない」
BOOM BOOM SATELLITES、最後の新譜で「MTV」最優秀ダンスビデオ賞
BOOM BOOM SATELLITESの川島道行さん逝去、中野雅之さんコメント
ブンブンサテライツ、川島道行の病状を理由に活動終了
ブンブンサテライツ休止前最後の公演中止、川島に変化