初代王者になった三村妃乃&清司麗菜&新井りりの

 AKB48グループの中で最も魅力的な歌い手を決める『第5回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』で本大会から新たに設けられたユニット戦の決勝戦が2日、東京・新宿の日本青年館ホールで行われ、初代王者にNGT48の三村妃乃・清司麗菜・新井りりの組が輝いた。

 予選を勝ち抜いた8組で競った。課題曲と自身たちで選曲する自由曲の2曲をそれぞれが歌い、審査員による2曲の評価の合計点で競う。中間結果2位タイだったNGT48三村・清司・新井組。優勝をかけて選んだ曲は「好きだ。」。完成度の高いユニゾンとハーモニー、そして、それぞれの個性が溢れ、会場を引き込んだ。

 審査員からも「最高でした。表現力、音程、ステージング、声の交わり、完成度が高くてこのユニットのライブに行きたいと思った」と高評価を受けた。そして迎えた最終結果で栄冠を手にした。

 その瞬間、崩れ落ちる清司。大泣きする新井。目を赤くする三村。涙を流しながら3人は抱き合った。

崩れ落ちる清司

 新井は「加入半年も経たない頃にユニットを組んで足を引っ張らないようにと思って頑張ってきました。大きな場所で評価してくれたのは嬉しい」。清司は「歌唱力の個人戦には4回出て悔しい思いをして諦めかけていた。妃乃ちゃんが誘ってくれてからのこの期間を通して歌うことが好きだなと思えた」

 そして、これまで個人戦でファイナリストに選ばれながらも優勝まで手が届かず悔しい思いをしてきた三村は「毎回NGT48は三村だけとか予想されて、もっとNGT48の良さが伝わったら良いなと思ってきたからこの舞台に連れていけて夢が叶い本当に嬉しい」と喜んだ。

抱き合う

 その後、再び「好きだ。」を歌った。舞う金テープ。新井は涙で歌えなくなる場面もあった。歌い終え三村は「本当に幸せです」、清司は「NGT48に入って良かった!」、新井は「歌でグループに貢献できていたら嬉しい」と喜びをかみしめた。

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