NMB48李始燕

 AKB48グループの中で最も魅力的な歌い手を決める『第5回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』の決勝大会が3日、東京・日本青年館ホールで行われ、NMB48の李始燕が2位へと大躍進を遂げた。

 前回大会では決勝戦に駒を進めながらもファイナリストには選ばれなかった。その雪辱を晴らすように1曲目からダイナミックな歌声で魅了。念願のファイナリストに選ばれ、優勝を目指して臨んだ最終決戦は、前回大会で2曲目に用意していた「アイノカタチ feat.HIDE(GREEEN)/MISIA」。

 「前回、48グループが好きな人や友達、家族のために歌いたいと思っていたけど歌えなくて。今回は絶対に歌いたいと思った。全力で歌います」

 その思いを届けるように圧倒的な声量と奥行き、感情深く力強い歌声で届けた。圧巻の歌声に観客は身を預けるように聴き入っていた。歌い終えた李は「泣きそうになりました。でも歌っている時は泣いちゃだめなので今泣きたい。でも今話しているから泣けない(笑)」。迫力の歌声とは裏腹に茶目っ気のあるスピーチで和ませつつも「歌詞の通り、大好きという思いを伝えたかった」と満足に笑んだ。

 審査員の井上ヨシマサは「すごいね。まだまだ声が出せそうだね。すごい良かった。感情が溢れてひっくり返そうになったけど大丈夫」と太鼓判を押した。

 そんな李の結果は2位。大躍進だった。名前が呼ばれた瞬間、驚いたまま表情が固まった。やがて笑顔に変わり「高い順位をもらえて嬉しい。次に向けてもっと成長したい」と喜んだ。

 審査員の深澤恵梨香は「これからどんどん伸びていくだろうと思う。爆発的な歌とトークをこれからも楽しみにしています」と期待を寄せた。

2位と聞いて驚くNMB48李始燕

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