池田裕楽

 AKB48グループの中で最も魅力的な歌い手を決める『第5回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』の決勝大会が3日、東京・日本青年館ホールで行われ、第5代目女王に池田裕楽(STU48)が輝いた。大会初の2度目の栄冠となった。

 前回王者の岡田奈々、そしてSTU48のキャプテン・今村美月らが見守るなか、初出場した第3回大会以来2度目の優勝を果たした。

 名前が呼ばれた瞬間、顔を両手で押さえしばらくうつむいたままだった。

 女王の座返り咲きを願って2曲目に歌ったのは「懐かしい未来」(上白石萌音)。「これまで勧められたものを歌ってきましたが、自分の思いが伝わる曲は何かと自分で探して選びました」

 涙ながらにトロフィを抱えた。「回を重ねていろんなことを知ることで悩むことが多くなりました。16歳の自分に勝ちたいという目標も叶えられて嬉しいです」と声を震わせた。

 審査員を務めた黒沢薫は「何を歌っても池田さんの歌になる。それは歌手という意味。池田さんのフィルターを通して全ての歌が池田さんの歌になる。こういうチャンピオンを輩出できたのはこの大会のおかげだし、皆さんのおかげ」と称えた。

 改めて池田は「ここに立てているのは皆さんのおかげ。これからも皆さんのもとに届けるように歌いたい」と誓った。

Photos

記事タグ