岡田将生「大好きなゲスの極み乙女」

[写真]岡田将生「ストレイヤーズ」

映画『ストレイヤーズ・クロニクル』の一コマ。主演を務めるのは岡田将生(C)本多孝好/集英社 (C)2015「ストレイヤーズ・クロニクル」製作委員会

 主演を務めた岡田将生は「大好きな瀬々監督作品に大好きなゲスの極み乙女。が主題歌になりました!作品を撮ってる時は毎日聴いてました。これで僕もゲスになれた気がします。『ロマンスがありあまる』最高すぎます!」とコメント。

 瀬々敬久監督は「十代の頃は夭折に憧れていた。明治維新の志士たちのように世の中の変革のために、30歳になる前に死ぬ。ところがそんな年齢はとっくに過ぎ、いつの間にやら老齢に近い年になってしまった。『ストレイヤーズ・クロニクル』の若い登場人物はそんなロマンが作り物に過ぎないことを十分に知っている。もっと苛烈な状況を生きているからだ。だけど、ゲスの極み乙女。の楽曲がそこに充てられた時、何故か昔抱いていた気持ちを思い出した。歌詞の中にある『死に物狂いで生き急いでんだ』にグッと来た。この楽曲は、若い衆にも、そんな盛りを過ぎた人にも、言えば気恥ずかしくなる青春という言葉がもっと生々しく感じられるよう、映画に広がりを与えてくれた気がする。ホント、ありがとう、なのです」と絶賛した。

 佐藤貴博プロデューサー(日本テレビ)もゲスの極み乙女。をこう称賛した。

 最初の出会いはFMラジオだったと思います。ゲスの極み乙女。というふざけたバンド名に引っ掛かり、「イロモノバンドなんだろうな」と楽曲を聞いてたらメチャメチャ格好良いじゃないですか!!そのギャップに驚きいろいろ調べていくと、メンバーがまた全員個性的。その上で、テクニックが凄いというか4人それぞれがその独特な能力をぶつけ合いながら、せめぎあい、絡み合い、その個性がちゃんと際立ったまま一体となった音楽を奏でていて、もう本当にCDを聞いているだけで楽しくて仕方がありませんでした。さらにライブに行ったら、その超絶テクニックはもちろんのこと、圧倒的なパワーも放っていて、そしてそしてエンターテイナーとして観客を楽しませようという思いが凄まじかった。これはまさに「ストレイヤーズ・クロニクル」だと確信しました。

 個性的な才能あふれる男女がせめぎあい、危なさも含みながら疾走しているサマは、まさに「ストレイヤーズ・クロニクル」の能力を持った若者たちと同様で、映画主題歌をゲスが受けてくれたなら最高のコラボレーションになると思いオファーを出しました。嬉しかったのはそのオファーにすぐにメンバーが共鳴してくれて、映画のために2曲も書き下ろしてくれたこと。映画の内容とは全く違う歌詞なのに、世界観は一緒で、より映画に深みを与えてくれる楽曲が生まれました。映画に寄り添いすぎず、ゲス独自の世界を守りながら、それでも間違いなく「ストレイヤーズ・クロニクル」の主題歌であると感じる楽曲です。映画にとってこんな幸せなことはありません。劇場の大スクリーン、大音響で「ゲスの極み乙女。」と「ストレイヤーズ・クロニクル」のエロティックな絡み合いを早く楽しんでいただきたいです!

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[写真]ゲスの極み乙女。映画主題歌に
[写真]岡田将生「ストレイヤーズ」

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