MUCC逹瑯「色んな実験を」ソロ活動への姿勢
INTERVIEW

逹瑯

「色んな実験を」ソロ活動への姿勢:シングル「エンドロール」


記者:村上順一

撮影:

掲載:22年09月21日

読了時間:約3分

 ロックバンドMUCCの逹瑯(Vo)が21日、1stシングル「エンドロール」をリリースした。「エンドロール」は、サウンドプロデューサーにMAN WITH A MISSIONや西川貴教、WANDSを手がける大島こうすけを迎え制作され、逹瑯の新たな一面を引き出した。カップリングにボーイズバンドプロジェクト from ARGONAVIS登場のV系バンド Fantome Iris(oはサーカムフレックス付が正式)の1stアルバム『miroir』に提供した楽曲「ラプソディア」をセルフカバーし収録。MusicVoiceでは逹瑯にメールインタビューを実施。シングル「エンドロール」の制作背景、ソロ活動の今後の展開など、回答してもらった。【取材=村上順一】

作業の全てが刺激的でした

――ソロ活動を開始して、どんな気づきや発見がありましたか。

 自分一人の無力さを改めて知る機会になりました。

――「エンドロール」の歌詞は、逹瑯さんのどのような体験がモチーフになっていますか。もしくは、どのようなことがきっかけとなって生まれた歌詞でしょうか。

 自分の経験というよりも、知り合いが失恋してウジウジしていたので、もうちょっと男らしい感じに女々しくあって欲しいと思い書きました。

――歌詞に<goodbye もう2度と帰らない青春と>とありますが、逹瑯さまの青春時代で印象的だった出来事は?

 バンドを組み始めたばかり頃、仲間たちと遊んでいた時間は、今思えば青春だったのかと思います。今、その延長上で仕事ができていることはすごく幸せなのかもしれない。

――「ラプソディア」 は展開の美しさも印象的な楽曲ですが、どのような想いを込めて歌詞を書かれましたか。

 自分では歌う予定がなく、Fantome Irisのメンバーとファンの方に向けて書いたので、自分で歌うと少し恥ずかしい部分もありますが、恥ずかしいと思えるくらい相手のことを考えて書けたということなので、結果として良かったと思っています。

―<映画みたいな 日々に酔いしれた>に掛けて、逹瑯さんのお気に入りの映画作品は?

 何度観ても「ジブリ作品」。これから人生の間であと何回観るんだろうなぁ。

――「エンドロール」と「ラプソディア」は、歌詞につながりを感じさせますが、この2曲はどのような関係性をもたせようと思われましたか。

 ところが、実は全然繋がってないんですよね。先ほども言ったように「ラプソディア」は自分で歌う予定がなかったので、偶然ですね。

――シングル2曲のレコーディングで印象的だったことは?

 特に「エンドロール」は大島さんとの作業の全てが刺激的でした。また一緒に仕事したいです。

――大島こうすけ様のサウンドプロデュースの魅力はどこに感じていますか。

 人柄! 少年のような好奇心と、発想力に加えて、天才的な構築力が本当にすごかった。

――今作で特にこだわったところ、新しい試みなどあれば、教えて下さい。

 歌詞の構築の仕方、言葉の選び方が確実にMUCCでは使わない箇所がいくつもあります。

――限定盤特典 となる『はじめてのアコースティックライブ LIVE in 名古屋』 の見どころをお聞かせください。

 伸び伸びとやっています!アコースティックアレンジがいい感じになっているので、是非とも観ていただきたいです!

――いま逹瑯さんが追求されていることはどんなことでしょうか。

 どうやって何もしないで生きていくか。何もしないをする。優秀な人材に囲まれて、いかに楽をして生きていくか。

――活動の原動力となっているものは?

 関わる人が楽しそうにしているのを見て、自分が楽しくなれる日々が原動力。

――2マンツアー「imagination from the other side」 への意気込みをお願いします。

 これからちょっとずつ外に広げていく一歩を踏み出すので、是非ともその「はじめの一歩」を観に来ていただきたいです!

――ソロ活動の今後の展望、野望などお聞かせください。

 色んな実験をフットワーク軽くやっていきたいので、お付き合いください!

(おわり)

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