見得を切る陽喜くんと、右から中村獅童、澤村國矢

 中村獅童、小川陽喜、澤村國矢が20日、東京・新橋演舞場で『超歌舞伎 2022 Powered by NTT』会見に臨んだ。21日から9月3日までの日程で同所で上演される、初音ミク出演の古典歌舞伎と最先端技術を融合した舞台。獅童は「東京の新橋演舞場にも進出ができたことに胸がいっぱい」と喜んだ。

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 2016年に「ニコニコ超会議」で誕生した「超歌舞伎」。映画・テレビをはじめ、幅広い分野で活躍する歌舞伎俳優・中村獅童と、バーチャルシンガーの金字塔として世界をまたにかけて活躍する初音ミクが競演する、古典歌舞伎と最新技術が融合した全く新しい歌舞伎公演。「ニコニコ超会議」の恒例行事として好評を博し、京都・南座でも上演された。

 今年は4都市での上演ということで期待も高まる中、すでに初日を迎えた博多座、御園座での公演は大好評を博し、熱狂の舞台が話題となった。そして、新橋演舞場に“降臨”する。

 ペンライトを振るなど客席も一体となって行われる。獅童は「ぜひともペンライトを持って楽しんで頂きたい」と呼び掛けた。過去の公演では、初音ミクファンも多く参加。ペンライトを持って踊る姿は「頼もしい」と期待を寄せた。

 公演には、獅童の長男、4歳の陽喜くんも出演。7月に行われた取材会で獅童は陽喜くんの成長を頼もしく思う一方で「舞台に上がったらライバル。負けたくない」としていたが、再びライバルか?と聞かれ「もちろんそうですよ。僕より拍手が多かったら嫉妬します」と笑った。

 その陽喜くん。記者から楽しみにしていること、あるいは気を付けたいことは何か?と聞かれ「いつも上手からいっちゃうから下手でいきたいんだよね」と立ち回りが課題であると回答。しっかりとした受け答えに記者たちも感心しきり。

 改めて獅童は「その日の盛り上がりによっては20分から30分終演時間が変わって、僕も舞台上を走り回ります。49歳になるといつまでできるかなと思いますけど…でもまだまだ(陽喜くんに)に譲りませんけどね」と父親の顔をのぞかせた。

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