足立佳奈

　岐阜県海津市出身のシンガーソングライター・足立佳奈が６月24日、デジタルシングル「ゆらりふたり」を配信リリースした。足立佳奈は2022年４月に「オーマイガール」、５月に「Me」をリリースし、３作目となる楽曲にシンガーソングライターTani Yuukiをフィーチャリングに迎えた楽曲「ゆらりふたり」を制作。Tani Yuukiは2020年５月、TikTokやYouTubeへ投稿した「Myra」がティーンから多くの支持を集め、ストリーミング再生累計が１億を突破する大ヒット。等身大のラブソングをテーマにそれぞれが歌詞を書き上げ、２人の化学反応が「ゆらりふたり」で堪能できる。インタビューでは今回のコラボすることになったきっかけから、４月に終了した全国ツアー『ADACHI KANA LIVE TOUR 2022～あなたがいて～』で得たもの、８月30日にメジャーデビュー５周年を迎える足立の原動力に迫った。【取材・撮影＝村上順一】

迫力もありながらも、切なさ、優しさもある

足立佳奈

――今年の８月でデビュー５周年ですね。

　今自分自身も盛り上げて、この5周年で皆さんにたくさん曲を届けられたらいいなと思って、4月から連続リリースをしたり、盛り上がっています。ライブも８月30日にやる予定なので、とても楽しみにしています。コロナ禍で配信になったりとかいろいろ制限がありましたが、今回また対面でライブをやらせてもらえるので楽しみです。

――４月にファイナル公演を行ったツアーでの気づきや得たものはありましたか。

　対面でのライブは楽しいなと改めて思いました。自分自身もこういう楽曲をやっていきたいだったり、アルバムを引っさげてのライブだったのでアルバム曲をやりながら、みんなはどういうタイプのテンポ感が好きなんだろう、盛り上がる曲ってどんなのだろう、というのを改めて知ることができて楽しかったです。テーマによってみんなの聴き方が変わってきている、というところで気づきがありました。

――ファンのみなさんも大人になって、雰囲気も変わってきたんじゃないですか。

　そうなんです！　高校生だった人たちも大学生になってたり。ファンの方から「仕事があって」というメッセージをもらうこともあり驚きました。

――今回４月から３作連続で配信されていて、「ゆらりふたり」はTaniさんとのコラボになっていますけど、このコラボは足立さんからリクエストされて？

　はい！　私はTaniくんの楽曲は前から聴いていて、『アトリプロジェクト』というプロジェクトで初めてTaniくんとお会いして、プライベートでも仲良くさせてもらっています。その中でTaniくんが「今度ライブあるから、是非みんなで来てよ」と誘ってくれて、仲良くしてる子たちとみんなでライブを観に行きました。そこでTaniくんの生の歌を聴いて、いろんな表現方法があって、すごく音域が高いところまで表現できる声を持ってるシンガーさんだと感じました。迫力もありながらも、切なさ、優しさもあるんです！　それで、自分の声との化学反応をイメージした時に「Taniくんと一緒に歌を歌いたい！」という気持ちが強くなりました。

――以前足立さんが追求したいことに「音域をもっと広げたい」ということをおっしゃっていたと思うんですけど、それをTaniさんが持っていたというのも大きそうですね。

　そうなんです。

――今回苦労されたところは？

　男女のコラボということで、ユニゾンで歌う時のキーの設定が難しかったです。私はキーのこともあって試行錯誤しながら作り上げた感じでしたが、Taniくんはパパっとレコーディングが終わって、「早っ!!」って思いました。

――レコーディングは２人同時に？

　別々に録りました。Taniくんのレコーディングには私もちょっとお邪魔しました。

――Taniさんとはプライベートでも仲良くされているとのことですが、どんなお話をされるんですか。

　Taniくんがとあるアーティストさんのライブを武道館に２日連続で観に行っていて、そのライブが終わった後にみんなで食事会をしたことがありました。Taniくんは「武道館で僕もやりたい」という話をしていて、私はデビューした時に幕張メッセでちょっと歌ったことがあるんですけど、もしこの会場のお客さんが全員自分のファンの方だったらどれだけ幸せなんだろう、と感じたことを思い出したんです。あとは恋愛感についてやご飯のことなど色々なお話をしてます。

――そういったお話から今回「ゆらりふたり」に繋がっている部分もありそうですね。

足立佳奈

　楽曲テーマをどうしようとなった時に、同世代の私たちだからこそ歌えるラブソングがいいんじゃないかと思い、等身大のラブソングをテーマに書こうと思いました。色々難しいこともあるけど、一緒にいたいよね、というテーマをTaniくんに伝えました。歌詞のベースとなる部分を私がまず書いて、Taniくんが歌うところはTaniくん自身に書いていただく、という流れで制作しました。

――交換日記みたいですね。

　どんな歌詞が返ってくるんだろうと思って、すごいワクワクがあって、そうしたらTani君は優しくてずるいなと思えるくらいの歌詞を書いてくれて。私はちょっとわがままな女の子をテーマに書いていたんですけど、＜そうじゃなくてどうしたらいい？＞とか＜もうお終いがいい？＞とか、その歌詞からTaniくんらしさを感じました。

足立佳奈の原動力は？

足立佳奈

――歌詞にある＜「仕事と私、どっちが大事？」＞というフレーズはTaniさんが書かれて。

　はい。女の子の心をちゃんと読み取ってくれて、Taniくんなりに色々想像してくれたのが伝わってきました。Taniくんも忙しい中で「この歌詞の女の子ってこういう感じかな？」と確認にしながら歌詞を仕上げてくれたので、仕事熱心な素敵なアーティストさんだなと尊敬する部分が増えました。

――この女の子は足立さん自身と重なる部分も？

　歌詞のモデルは自分ではないのですが、自分と似たようなタイプの女の子に仕上がったんじゃないかなと思います。＜優しくして時間作って 前みたいがいい＞とか男の子への恋に対する熱量は女の子の方が強くて、男の子が忙しいのはわかってるし、応援したい気持ちもあるけど、結果的にわがままを言ってしまう女の子を描きました。

――Taniさんの書かれた＜「仕事と私、どっちが大事？」＞というのは、カップルの中で聞かれることも多いと思いますが、「仕事」と答えたらダメですよね？

　仕事と答えることはダメではないんですけど、できるだけ女の子に寄り添う返事ができたらいいんじゃないかなと思います。例えば仕事が大事な理由として、君とどこか旅行に行きたい、君と美味しいものを食べたいから、そのために仕事を頑張ってるんだ！　とか言ってもらえたら女性は嬉しいんじゃないかなと思います。

――これは、世の中の男性に参考にしていただいて（笑）。

　ぜひぜひ、参考にしていただけたら（笑）

――足立さんがお気に入りのフレーズは？

　私はこの＜ゆらりふたり＞という言葉自体がすごく気に入っていて、絶妙な二人の関係性だったり、距離感が、この言葉から伝わるんじゃないかと思いました。タイトルにもなっているんですけど、思いついた時に「この言葉を曲に入れたい！」となりました。

――韻を踏んでいるのもいいですね。

　響きもすごく良くて気にいっています。ぜひ皆さんにも口ずさんでもらえたら嬉しいです。

――MVはどのような仕上がりに？

　まだ完成したものは見ていないんですけど（※取材時）、今回はTaniくんも私自身も出なくて、歌詞、テーマに沿った形で役者さんに演じていただこうかなと思ってます。できるだけ皆さんの恋愛に寄り添った作品になると思います。

――ここから５周年に向けていろいろ忙しいと思いますが、活動の原動力は何なんですか。

　最近はTikTokを楽しんでいます。自分で歌をあげるのもいいんですけど、他の方の音源を使って踊ったり楽しくやらせてもらってるので、この楽曲でも何かできたらいいなと思いながら日々頑張っています。いろんな情報が得られるし、色々流れてくるのでニュースみたいな感覚で時間を忘れて見ちゃいます。

――最後にちょっと脱線しますが、ファンの方から質問を募集させていただいています。その中に“緑色が好きになったきっかけが知りたい”というのがありました。緑色が好きだという足立さん、好きになったきっかけはあるんですか？

　故郷である岐阜を離れてから緑好きになった気がしていて。岐阜県にいる時は周りに緑がたくさんあったので、そこまで緑を欲していなかったと思うんです。でも、東京に来てから緑が恋しくなって、緑色の服を着ると落ち着きますし、服屋さん、コンビニ、スーパーなどに行っても緑が入っているものを見ると“パッケージ買い”をしちゃうようになって（笑）。東京へ来てから岐阜恋しさのあまり、緑が好きになってしまったんだと思います。

（おわり）

プレゼント情報

Twitterフォロー＆リツイートで以下の賞品をプレゼント!!

フォロー＆RTで #足立佳奈 さん サイン入りフォトプレゼント‼️

【応募方法】

・@musicvoicejpをフォロー
・このツイートをRT🎵

【応募期間】

・2022年７月20日〜７月30日23時59分まで。
詳しくは記事内を確認➡️https://t.co/6M7iFW9LiG pic.twitter.com/CFVkoXDILT

— MusicVoice - ミュージックヴォイス公式 (@musicvoicejp) July 20, 2022

【プレゼント内容】 抽選で１名様にサイン入りフォトプレゼント。 【応募期間】 ・７月20日〜７月30日23時59分まで。　

【応募方法】
・@musicvoicejpをフォロー
・上記のツイートをリツイート

当選された方には、TwitterのDMでご連絡をさせていただきます。

【注意事項】
・Twitterアカウントを非公開にしている場合は応募対象外となります。
・応募期間中にフォローを取り消された場合は応募が無効となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・プレゼントキャンペーンは予告なく変更・中止することがあります。あらかじめご了承ください。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
・転売行為は固く禁止させていただきます。