エルヴィス・プレスリーの誰も知らなかった真実の物語を、『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督が映画化する『エルヴィス』(ワーナー・ブラザース映画)が7月1日に公開される。

 エルヴィス本人を演じるのは、若手の旗手オースティン・バトラー。そして、エルヴィスの才能を見出した破天荒なマネージャートム・パーカー役を二度のアカデミー賞受賞俳優トム・ハンクスが演じる。そのエルヴィスを演じたオースティン・バトラーが、長い時間を費やしたこだわりの役作りについて秘話を明かした。

 センセーショナルなパフォーマンスと“ロック”という新しいジャンルの音楽で、当時の若者を熱狂の渦に巻き込んだエルヴィス・プレスリーがスターダムを駆け上る輝かしい伝説を描くと同時に、立ちはだかる様々な障壁や苦悩にも負けず自分の音楽スタイルを貫いた彼の生き様を描く本作。

 オースティンは、「エルヴィスを完全に再現するというゴールを達成できるのかと、恐ろしさを感じることもありました。しかし彼の歌い方や話し方、動き方などを研究していくうちに、一番大切なのは彼の人生なのだと気付いたんです。うわべだけの真似をするだけでは十分ではなく、エルヴィスの内側にある情熱やハート、人間性を見つけることこそが重要なのだとわかりました」と、エルヴィスという偉大な人物を演じるプレッシャーをはねのけ、ロックスターの知られざる物語を描き出すために長い期間を費やした役作りを振り返っている。

(C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

 ハリー・スタイルズやアンセル・エルゴートなど、名だたる候補の面々を抑えエルヴィス・プレスリー役を射止めたオースティン・バトラーだが、「この役を演じることが決まったときに、僕はエルヴィスと全く同じ歌声で歌ってみせるというゴールを設定しました。多いときは週に6~7日、ボイスコーチや専門家に指導をしてもらって、歌声はもちろん彼の訛りや動きのクセまで徹底的に研究を重ねました」と、エルヴィスという伝説のアーティストを演じるにあたり膨大な時間をかけて役作りに向き合ったことを告白した。

 こだわりの研究を重ねたオースティンが演じたエルヴィスは非常に再現度が高く、本作をいち早く鑑賞したエルヴィス・プレスリーの元妻、プリシラ・プレスリーも「オースティンはエルヴィスそのものだった。素晴らしかった」と大絶賛し、のしかかる重圧にも負けず、今なお根強い人気を誇る伝説のロックスターを見事蘇らせたオースティンに称賛を送った。

 ロックを創り、世界を変えたエルヴィス・プレスリーの真実を描き、すべてが始まったその熱狂のライブを体験するミュージック・エンタテイメント『エルヴィス』。心に響くの音楽、そして胸の熱くなるドラマを全身に浴びる映像体験をぜひ劇場で味わって欲しい。

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