左から綾部真弥監督、佐藤大志、市原隼人、土村芳

 市原隼人、土村芳、佐藤大志、綾部真弥監督が14日、都内で行われた『劇場版 おいしい給食 卒業』(13日より全国公開中)の公開記念舞台挨拶に登壇した。市原はエンタメの存在意義や、ストイックな姿勢を語った。

 市原隼人主演ドラマ「おいしい給食 season2」を映画化。1980年代のある中学校を舞台に、給食絶対主義者の教師・甘利田幸男(市原隼人)と、自由な発想 の給食変革者・神野ゴウ(佐藤大志)による、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメデ ィ。劇場版第2弾は、長く続いた給食バトルが、宿敵ゴウの卒業によって終止符を打つまでを描く。

 甘利田演じる市原の想像を超える演技はドラマ版シーズン1から話題を集め、その後劇場版第1弾が制作。更にドラマ版シーズン2が放送され、そして本作の劇場版第2弾が13日、公開を迎えた。

 その劇場版第1弾『劇場版 おいしい給食 Final Battle』は公開後まもなくして新型コロナウイルス感染症拡大による1回目の緊急事態宣言が発出されたことによる映画館営業停止に伴って公開が中止となった。

 それもあり、2日に行われた映画『劇場版 おいしい給食 卒業』完成披露上映会に登壇した市原は感極まり涙。

 今回、司会進行を務めた綾部監督から、その時の心境について聞かれると市原は、「コロナ禍を経て色んなことを考えました。映画、ドラマ、舞台は衣食住とは違ってなくなっても世の中は成立してしまうんです。でも、必要とされるために試行錯誤しながら、作品の存在意義を見つめ続けています。今作は全ての人に楽しんでいただけるキング・オブ・ポップにしたい、という思いを掲げて制作していました。(完成披露上映会は)久々に皆さんとお会いできたんですよね。それがすごく嬉しくて、涙が堪えられなくなりました」と、完成披露上映会を振り返った。

市原隼人

 そして、全部のシーンに思い入れがあると市原。さまざまな映画にこれまで出演してきたが、これまでの作品の中で『おいしい給食』が一番過酷だったと明かした。撮影は気温40℃の中で、市原が演じる甘利田と向き合いながら「1日1日を乗り越えていくのに必死でした。現場で燃え尽きることができたら本望だなと思いながら奮闘していました」と語った。

 ここで甘利田のライバル・ゴウを演じる佐藤から、市原に「なぜそんなに筋肉があって、そんな動きができるのか、毎回不思議に思っていました」と聞かれると、市原は筋トレについて、「現場はハードなんですよね。ものすごく体力を奪われてしまう。もし体力のせいで最高のパフォーマンスができなかったらすごく悔しいので、まず体力を作る」と話した。

佐藤大志

 その中で食事制限もしているという市原。「僕は現場ではうどんしか食べないんです。油物は一切入れずに同じルーティンで繋げていって、ちょっと感情がズレた時に寄り添ってみようかどうしようか、自問自答の世界なんですけど、誰かのせいにするのではなく、全て自分のせいにしていくと「自分が変われば全てが変わるんだ」と思えた時から、より楽しくなってきたので、その一つとして鍛えています」というストイックな回答に佐藤は「今日から僕も鍛えます!」と意気込んだ。

 最後に市原は「乗り越えられない壁はないと思っています。誰かが決めたルールやしがらみに縛られそうになって、前に行けなくなった時も、皆さんの道を歩んでいただきたいです。涙で目の前が見えなくなったらこの『おいしい給食』と僕らが皆さんの心が立ち上がるまで見守っていますので、皆さんの活力となることを心から願っています」と締めくくった。

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