4月の路上ライブの映像がTikTokで730万回再生と反響を集めているシンガーソングライター”きゃない”が5月11日、新曲「紫陽花」の配信を開始した。同曲のミュージックビデオが11日22時からYouTubeプレミア公開される。

 「紫陽花」は、きゃないが当時付き合っていた彼女に“浮気された”ことをきっかけに制作された楽曲で、“浮気”について真剣に考えた上で、恋愛で傷付けた側、浮気をした側の歌があまりなく、ストレートに浮気を肯定する曲が少ない事から制作に取り掛かったとのこと。

 そんな「紫陽花」のミュージックビデオは、男性目線の主観映像で構成されており、彼女が寝転んでいるところ、食事するところなど、一組の男女のありふれた恋人映像のような内容になっている。ところが、映像が進むにつれて時折見え隠れする男性の腕が、場面によって異なっている。一人の男性との恋愛模様かと思いきや、実は複数の男性の目線で描かれている映像であることが徐々に明かされていく内容となっており、その真実を視聴者が知った時、そこに映る主観映像は、“エモい”恋愛映像から、浮気する女性の恐ろしさをとらえた映像に変化していく。

「紫陽花」ジャケ写

 彼女役には、まるぴが出演し、複数の相手と浮気をする、可愛らしくもあり、時には妖艶な彼女役を演じた、話題の新曲「紫陽花」のミュージックビデオが今夜、5月11日22時からYouTubeプレミア公開される。

 現在、LINE MUSIC限定で、スペシャルライブへの招待チケットが当たる再生キャンペーンも開催中。

きゃないコメント

シンガーソングライターきゃないを表す最も最適な曲があるとすればこの曲以外は有り得ない。それが「紫陽花」です。
紫陽花の花言葉は「浮気」。この曲では浮気を肯定し、浮気された側をハッキリと歌詞の中で否定しています。
初めに断っておきますが、僕は完全な浮気肯定者ではありませんし、不倫と浮気は別物だと思っています。結婚というものは、あらゆる責任をお互いに生涯誓うものであって欲しいという切実な僕の理想ですので。

曲を書く動機は単純でした。失恋による傷心や浮気をされた側の歌は溢れているけれど、傷付けた側、浮気をした側の歌ってあまりないし、あってもとてもオブラートに包まれていて、直接的な表現を誤魔化しているように感じたので、ストレートに浮気を肯定する曲を制作しました。

この曲を書くにあたって、「浮気」についてかなり真剣に考えました。
実はその当時の彼女に僕は浮気をされていました。そして僕が出した結論は「僕が悪いな」という事でした。
「紫陽花」の歌詞の中に「飽きられるような貴方が悪いのよ」という歌詞があります。
最早この言葉の前ではどんな反論も安っぽく見えてしまうほど真理を突いていると僕は思うのです。
極端な視点から見た時、付き合っているなど所詮口約束で、裁判にもならないただの人と人とのじゃれ合いだなと思うのです。
そんな証明が出来ない関係に対して、別れてから他に行け、という反論はただの捨てられた側のエゴだと思いました。圧倒的事実として、まず飽きられているんです。きっと自分なりを尽くして恋人と向き合い傷付く事こそ恋愛なのでしょう。弱音を吐いたり、あるいは自分と似たような傷つき方をした周りの人間と、ついでに世間体を味方に「浮気なんて有り得ない」と相手を罵ったりもするでしょう。
しかし、一体そこから何が生まれるんでしょうか?飽きられ、自分より他に魅力がある人がいて、結果としてそっちに向かったその人に対して、飽きられた側が言える事など無いのです。

そろそろ、これを読んでるあなたに僕自身が嫌われていそうですね。
そんなあなたにこそ言いましょう。「飽きられるようなあなたが悪いのよ」と。

まるぴコメント

この度「紫陽花」のMVに出演させて頂きました、まるぴと申します!今回「紫陽花」を創り上げる一員となれることをとても光栄に思います。
撮影については、きゃないさんからこの曲に対する想いをお聞きするタイミングがありまた私自身も「紫陽花」を撮影まで何度も聞きこんで少しでもプラス要素になれるようにとMVに挑みました。演技初挑戦、MV初挑戦ということもあり撮影日まではとっても緊張していましたが、現場の皆さんのいいものを作ろうとする熱意に次第に緊張もほぐれ3日間の撮影を自分らしく充実したものにできたと思っています。
初めて聴かせて頂いた瞬間から「わ、好きだ」と思って、それから何度も何度も聞いています。既に多くの方に愛されている「紫陽花」のMVに出演できて本当に幸せに思います!以上、現場のまるぴでした!ありがとうございました!

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