路上ライブを活動の基盤にし、現在では都内は勿論、大阪、愛知、北海道、福岡などの路上ライブにも、多くの若者が押し寄せているシンガーソングライターの”きゃない”が、10月27日に2nd Digital Single「コインランドリー」をリリース。同日にはミュージックビデオのプレミア公開も行われた。

 誰しもが身に覚えのある感情や経験、人には言えない痛いほどの真実や本音を綴ったリアルな歌詞が人気を博し、多くの若者の支持を得てきた。その中でも、今回リリースされた「コインランドリー」は、何気ない日常を歌った耳馴染みの良い普遍的な楽曲になっており、特に路上ライブに集まるファンの間では人気の楽曲となっている。

「コインランドリー」ジャケ写

 同日にYouTubeでプレミア公開されたミュージックビデオは、前作の「イヌ」に引き続き、映画監督の井樫彩が手がけた作品で、歌詞に出てくる「回る暮らし」という言葉と「コインランドリー」の世界観を「水」を使った演出で表現した、初の本人出演映像となった。

 また、現在、応募者の中から抽選でプレゼントが当たるLINE MUSIC再生キャンペーンも開催中。

きゃないコメント

この曲は当時付き合っていた彼女とコインランドリーに行った時に出来た曲です。
きっかけは洗濯物を乾燥させている間の待ち時間に「コインランドリーで曲を書いてみて」という彼女からの無茶ぶりでした。

そう言われた僕は何気なく回っている洗濯物をじっと見つめました。
すると、これは洗濯物が回っているのではなく暮らしが回っているんじゃないか?と、ふとそう思えました。
実際に僕は毎日大体同じ時間にここに来て洗濯物を乾かしていて、ほとんどは似たような日を過ごしていたからです。

今自分が置かれている現状、失った物ばかり思い出す中で「失ったからこそ得られた物」に僕らは気付きにくい。
でも、それに気付けた時、あの失恋は、あの失敗は無駄じゃなかったと。その後悔こそが今の自分を作っているんだと悟りました。
何事にも答えや理由を求めていた自分は愚かだったんだなと気づけたからこそ、
良い意味でも悪い意味でも、前向きでも後ろ向きでも、どっちでもいいやと思えた。
「今日はとてもいい日だった 今日はすごくいい日だった」と思えるような、日常に寄り添う楽曲になっていたらいいなと思っています。

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)