始動した田口チームK

 AKB48チームKの「逆上がり」公演が25日、東京・秋葉原のAKB48劇場で幕を開けた。新キャプテン田口愛佳のもと「街角のパーティー」など本編13曲を披露。約10年ぶり、現メンバーでは初となる同公演に田口は「振り入れも大変でしたが、新たな可能性を感じました」と期待を寄せた。

 田口愛佳、市川愛美、高橋彩音、下口ひなな、服部有菜、茂木忍、山内瑞葵、山邊歩夢が初日公演に立った。大島優子がキャプテンだった2014年来、ずっとチームKの下口を始め、茂木や市川らが在籍するなか、約10年前の同公演を選んだ理由を田口は「茂木さんとか新しい一面が出せられたらと思った。今のメンバーは誰もやったことがないのでみんなで一緒に振り入れができると思った」とレッスンから苦楽を共にできるのが狙いと明かした。

 田口が、茂木らそれぞれの個性を出せると思ったというユニットコーナーでは、「エンドロール」や「わがままな流れ星」「虫のバラード」などダンスで魅せる曲もあればキュートさやクールなものもあり、それぞれのキャラクターを活かしたものになった。山内も「新しい自分がを見せられたら」と意気込み、下口も「今まで経験したことがないチームKになるんじゃないか」と期待を寄せた。

 その山内は人見知りで知られ、高橋とともにチーム4から移籍した。「チーム4はおとなしめで人見知りが多い」(高橋)というが、チームKでは茂木や市川を筆頭に明るい。田口が言う所によれば、市川が全力で山内の気持ちを開かせようとしているといい、下口も「全力で開放させようとしていた」と明かした。

 一方、所々で放つセンスのいい一言で周囲の笑いを誘う茂木は、「楽屋番長」の異名もとる。この日のMCでは、まだ尺があるということで寸劇を披露した。これに柔軟に対応していく市川。服部や高橋の移籍組も機転良く切り替えしていき、しっかりチームK色に染まっていた。

 また茂木は、ゲネプロ出席のカメラマンに向け「1枚でも多く可愛い写真を撮って頂くことが目標。メイクもばっちり。ダイエットもしてコンディションを整えました!」と冒頭の挨拶でアピール。その茂木に続けとばかりに、市川が「公演が好き。楽しさがレンズ越しに伝われば」とし、下口も猛アピール。MC力でも圧倒的な存在感を見せていた。

Photos

記事タグ