投球する平野美宇選手(C)J:COM NET光でもっと快適デー

 卓球・平野美宇選手が人生初の始球式に挑戦。惜しくもワンバンとなったが、ダイナミックな投球フォームから繰り出すストレートで会場を沸かせた。

 J:COMが冠協賛した、17日に阪神甲子園球場で行われた阪神タイガース-読売ジャイアンツ戦前の始球式に登板した。

 イベント名でもある「J:COM NET 光」にちなんで、背番号「光」のユニフォームを身にまとった東京オリンピック卓球女子団体銀メダリスト・平野美宇選手。満員の球場が一体となる大きな拍手で迎えられた。

 “超高速”と呼ばれ攻めの攻撃を得意とする平野選手は、始球式でも“超高速”ノーバウンドを宣言。卓球のサーブをイメージした投球フォームから繰り出した球は、キャッチャー前で軽くワンバウンドしたもののダイナミックなストレートで、試合前の会場を熱く沸かせた。

 始球式の模様は、J:COMのコミュニティチャンネル「J:COM チャンネル」(地デジ11ch)と「スカイ A」(J:COM TV 400ch)で放送中の、阪神タイガースを記録(データ)から読み解く新感覚の野球情報番組『虎ヲタ 5月号』において放送予定

 また、「平野美宇選手サイン入り野球ボールと卓球ラケットのセット」が当たるプレゼントキャンペーンも5月8日まで実施している。

平野美宇選手:コメント

――初めての始球式を終えて、いかがでしたか?

 こんなにたくさんの方の前ですることはないので、オリンピックと同じくらいめちゃめちゃ緊張しました。緊張してグラウンドが広いのでキャッチャーはどっちだっけ、と焦りました。始球式は憧れだったので、マウンドに立ててすごく嬉しかったですし、たくさんの方が温かく見守ってくださったので嬉しかったです。たぶんギリギリでワンバウンドしちゃったかもしれないんですけど、練習も含めてすごく楽しかったですし、なんといってもこの甲子園球場で投げられたことが人生の思い出になったと思います。

――“超高速”ノーバウンドを目標にされていました。ご自身のピッチングに点数をつけると?

 85点ぐらい。球速はよかったと思うんですけど、ちょっと右に行ってバウンドしてしまったので、直接キャッチャーの方に渡すことができなかったのでそこでマイナスですね。フォームは、変わったフォームをして爪痕を残せたらと思って、ちょっとだけ卓球のサーブっぽく投げてみました。他の方の始球式の動画を見て、練習もさせてもらって、すごく野球の面白さを体感できました。

――野球を球場でご覧になったことはありますか?

 東京ドームや横浜のスタジアムで3回くらい観たことがあります。阪神の試合を観るのは初めてです。今日は、阪神対巨人ということで注目試合だと思うので、この満員の試合で投げられたのは嬉しかったです。これまで私は全球団を応援していたんですが、今日阪神の投球をさせてもらったので、これからは阪神のチームを特に応援しちゃうんじゃないかなと思います。(阪神には同い年の選手がいるが)同世代で活躍している選手を見ると、刺激をいただけるので私もさらに頑張りたいなと思います。

――卓球と野球で、通じていると感じたところはありますか?

 球技というのは一緒ですし、両方プロなんですけど、プロ野球って本当にこんなにたくさんの客席数があって満員でほんとに人気なんだなって改めて実感したので、野球の良い部分をもっと勉強して、卓球も色んな舞台で野球のようにたくさんの方に見ていただけるスポーツになったら嬉しいなと思いました。

――球場やご自宅でスポーツを楽しむファンの方へ向けたメッセージをお願いします。

 今日は本当にいい経験、貴重な体験をさせていただきました。満員の会場で投げさせてもらって夢のような時間で幸せでした。プロ野球はこれから試合が続くと思うので、今日の試合も私自身楽しみですし、注目試合ということでたくさんの方に見ていただけたら嬉しいし、これをきっかけに卓球も見ていただけたら嬉しいなと思います。

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