サクラ演じる岡田奈々

 岡田奈々が20日、東京・サンシャイン劇場でミュージカル『弥生、三月 -君を愛した30年-』開幕直前取材・公開ゲネプロに臨んだ。

 2020年3月に公開された同名映画の舞台化。運命で結ばれた2人の30年を、3月だけを切り取って描くラブストーリーとなる。

 主人公の太郎(林翔太)と、太郎が想う運命の人・弥生(田村芽実)の同級生で親友のサクラを演じる岡田奈々。本格ミュージカル作品への出演は本作が初めて。「不安も大きかった」もののスタッフやキャストの温かさに支えられ乗り越えられたと明かした。

 岡田と言えばAKB48グループでも屈指の歌唱力を有し、先般行われたAKB48グループの中で最も魅力的な歌い手を決める『第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』で悲願の女王に輝いている。

 そうした背景もあって岡田への期待も大きいが、稽古初日に演出家の菅野こうめい氏から「アイドルシンガーだね」と言われたそうで「アイドルとミュージカルは全く別物。アイドルの癖を抜くのが大変でした」とも。

 それでもボイストレーナーの指導を受け練習を重ねてきたとし「きっとアイドルではない姿をお見せできると思います」と自信を見せた。

 病気で道半ばで亡くなるサクラは太郎と弥生のその後に大きな影響を与える。岡田は「一緒に歳を重ねることはできませんが最後まで頭の片隅に残るように精一杯演じたいです」と意気込んだ。

 会見には、林翔太、田村芽実、神里優希も出席した。

 本作は4月21日から24日まで東京・サンシャイン劇場で、27日から28日まで京都・京都劇場で、5月5日には愛知・名古屋市公会堂、5月7日から8日は大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。

神里優希、田村芽実、林翔太、岡田奈々

Photos

記事タグ