AKB48「元カレです」MV一コマ(C)AKB48/ キングレコード

 5月18日に発売されるAKB48の59thシングル「元カレです」のミュージックビデオ(MV)が20日午後8時、YouTubeプレミア公開される。合わせて「Dance ver.」を同時公開され、アーティスト写真(アー写)とジャケット写真(JK写)はこの日朝、解禁された。MVでは、“光の振付師”が操る計算し尽くされた異空間を縦横無尽に翔ける光のなかで、AKB48が“GANMIダンス”を繰り広げる。

 今年2月、今作のMV撮影現場からテレビ生中継を行い、3月には音楽特番にて初披露。【世界がガン見する“GANMIダンス”】に注目が集まる中、4月20日に音楽配信がスタート。その期待が最高潮に達したタイミングでのMVの公開となる。

 前作「根も葉もRumor」の“どえらいダンス”超えをテーマに掲げたAKB48 59枚目のシングル「元カレです」。ダンスアーティストGANMIにより制作された「世界がガン見する”GANMIダンス”」は、 音楽番組での楽曲&パフォーマンス初披露が話題となり、否応なしにもミュージック・ビデオへの期待が高まっていた。

 今回のMV監督は藤本実(MPLUSPLUS)。昨年行われた「東京2020パラリンピック」の開会式でのLED演出にも参加しており、演出ありきのシステム開発を行うことで これまでの概念にとらわれない新しいジャンルのパフォーマンスを生み出す “Lighting Choreographer(光の振付師)” を肩書きとしているが、MVの監督を務めるのは「元カレです」が初めてだ。

AKB48「元カレです」MV一コマ(C)AKB48/ キングレコード

AKB48「元カレです」JK写(C)You, Be Cool!/KING RECORDS

AKB48「元カレです」アー写(C)You, Be Cool!/KING RECORDS

 藤本実監督は次の通りに語っている。

 「根も葉もRumor」で女子高生たちがダンスの日本大会で優勝して、次は日本代表として世界大会に出演するというコンセプトから今作をイメージしました。

 今回のMVの話をいただいて、何か新しいプロダクトを取り入れたいと思い、MV中に登場する巨大なモノリスの造形物以外は、今回のMVのために新規開発をしました。バッテリー型の無線ワイヤレスムービングライトを20基、LEDポールを40本、そして間奏で出てくるWAVING LED RIBBON(光るLEDのリボン)だったりです。

 舞台セットは動かないもので、“演者の後ろにあるもの”という概念を壊したいなって思っていて。アーティストと空間が一体化するというテーマを今回やってみよう!と。リボンパフォーマーがもう顔の傍まで来ていたり、ムービングライトを無線化することで、ダンスフロア内にも配置が可能になり、メンバーと一体化した光線が一緒に踊ったり、LEDポールがどんどん形を変えながら、メンバーの右腕と左腕の手振りを模して一緒にダンスする等、アーティストを主軸におきながらも空間をずっと拡張し続けるMVです。

 自分はこれまで、ライブパフォーマンスの演出ばかりやってきたものですから、AKB48の皆さんが劇場公演のような生の現場を大切にしている、という共通点があって、今回のMVは1つのショーをずっと観てるというイメージで制作しています。

 ファンの皆さんにも喜んでいただきたいですし、世界中のダンスやパフォーマンスが好きな方々にも届けたい、そのどちらも両立できていたらいいですね。

 振付のGANMIのSotaさんとは「GANMIが世界一を獲ったときのように、今回はAKB48で世界一を獲るコンテストだと思って振付を作ろう」という話をさせていただいて、SNS上ではお互いに知ってはいたんですけど、初めてのお仕事でともに共鳴し合えて良かったです。

 パフォーマンスをずっと見る心地良さ、何度見てもいろんな発見があると思うので、何度も見てほしいなと思う作品です。ここまで情熱を注ぎ込むことはしばらく無いと思います(笑)。

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