京子を演じる吉田美月喜(日本テレビ)

 吉田美月喜が出演する日本テレビ系情報番組『ZIP!」内で放送される朝ドラマ『サヨウナラのその前に Fantastic 31 Days』。吉田は木曜日の主人公・渡会(北村一輝)の娘・京子を演じている。30日放送の第22話では父の言葉に涙を流す。※ネタバレを含みます。

 地球滅亡までの31日の物語。その事実を信じていない5人は今日も日常を生き、バカ話をし、時折不安に襲われる。それぞれの人生―最後の日、『サヨウナラ』のその前に、彼らが選ぶ最後の『したいこと』とは…。月曜日から金曜日まで、曜日ごとに視点を入れ替え、計5人の主役がリレー形式で紡ぐ。日本テレビ系情報番組『ZIP!」内で放送されている。

 吉田が出演する木曜日の物語は、温厚で人当たりが良く、そのせいで妻と娘に強く当たられ続ける日々を過ごし家族での居場所を失ってしまっている主人公・渡会(北村一輝さん)の視点で描く。その中で吉田は、父親に対して冷たく接してしまう娘・京子を演じている。

 第22話の放送では、1年前、政府が地球に巨大隕石が接近していると発表した。そして3月31日、ついに隕石到着まで残り0日。地球最後の日になってしまった。

 旅行に出かけていた木曜日の主人公・渡会実(北村一輝)の娘・京子(吉田美月喜)と妻・三恵(片岡礼子)は久しぶりに家に戻ってきていた。

 3月24日。実が三恵に電話し、「最後の日は家族で過ごさないか」という提案に対して、京子が「お父さんに言わなきゃいけないことがある。…だから帰ろう」と言ったのがきっかけだった。

 いつ以来だかも思い出せない久しぶりの家族団欒な食卓。

 そして、京子が父親に言いたかったこと。それは「ごめんなさい」だった。

 その理由は地球滅亡が発表された際に友人が日本一周をするために買ったバイクを京子が壊したことに怒った実。それに対し京子は「なんなの」と思っていたが、次第に自分の目を見て真っすぐ怒ってくれるのは父親だけじゃないのかと思い始める。

 しかし素直になれず、いつの間にか父親から「ごめんね」と言わせてしまった。

 京子は反抗をしながらもそのことをずっと気にしていて、涙をながしながら家族の前で「私が一番ごめんなさい」と謝るのであった。

 地球最後の日に家族のわだかまりが解け、それぞれ家族への気持ちを確かめられたのだった。

 3月31日についに最終回を迎える。TVerでは放送当日5時50分から配信開始。また放送後1週間、無料で視聴可能だ。

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