山根涼羽、久保怜音、大盛真歩

<〇〇な2人:連載アフターインタビュー(4)>
 AKB48の山根涼羽(21)がMCを務める、ライブ配信アプリ「17LIVE」の番組『AKB48 広報 山根涼羽と○○(マルマル)な2人』の第4回生配信が24日に行われた。ゲストは久保怜音(18)と大盛真歩(21)。山根自身も普段から良く遊ぶ間柄ともあり、久保、大盛ともに素の表情を垣間見せた配信回となった。【取材・撮影=木村武雄】

2人の世界

 「2人は、ふわふわではなくて、ガチガチです…」

 一歩引くように山根は2人にそう説明し、新しいキャッチコピー「がちがちな2人」をつけた。

 久保と大盛は雰囲気がふわっとしていることなどから「ふわふわな2人」とも呼ばれている。

 3人の中では後輩だが年齢は一番上の大盛は、仲の良い2人を前にハイテンションになっていた。

 山根「2人でいる時とか、レッスン場で会った時はもう6トーン声が低いです(笑)」

 久保「そうなんですよ!低い声で『おはよう…』って(笑)」

 大盛「いやいや! でもきょうは大好きな2人だから自分でも大丈夫かなって心配になるぐらい素だったかも(笑)」

 大盛だけではない。久保もふわふわした雰囲気を出しつつ、めいっぱいに楽しんでいる様子だった。

 そんな久保と大盛は番組を忘れたかのように2人だけの世界に入ることもしばしば。パネル越しに大盛が手を添えれば、久保も手を合わせる。「気づかなかった!」と口を揃え驚く久保と大盛だが、それを、山根は遠い目で見守る。

 のろける2人に山根は番組中、「なにがおもろいねん!」と、向井地美音と茂木忍が期待していた関西ツッコミを繰り出した。それでも久保はお構いなしに「きゃはは」と笑う。

 山根「すぐ2人の世界には入ってずっと笑っているから。気持ちはお母さんみたいな感じでした(笑)。でもあのツッコミを引き出してくれて、ありがとう(笑)」

 久保「久しぶりにドミノで遊んで楽しくなっちゃって、笑みがこぼれました(笑)」

 大盛「いやいや笑みとは言わないから。爆笑って言うんだよ(笑)」

 取材中も気づけば2人の世界に。山根と記者はその様子をただただ見るということも。

 大盛「もう楽しくて! かしこまらず、いつもしゃべっているような、普段の私たちがそのまま出ていました!」

 「ふわふわな2人」ともあって2人のなかでは理解しているが、疑問符が浮かぶ場面が番組中いくつもあった。

 久保があげたフィギュアを大盛は、部屋のそのへんに置きっぱなしになっている点。

 大盛「もらった時点でもう私の子だから、私の子はそれで喜んでいる! そもそも部屋はグッズで溢れているし…(笑)」

 もう一つ、久保が大盛の良い所として挙げたもの。

 久保「一緒に遊びに行っても、まほぴょんはすぐにどこかいっちゃうんです。それが良いところ!」

 記者「どういうこと?」

 久保「まほぴょんはマイペース、それが可愛いから!」

 お互いマイペースのような気もするが、大盛は「さとちゃんは意外としっかりしている!」と話す。

 プライベートで遊ぶ時、久保は待ち合わせ時間の10分前に到着するが、大盛は5分遅刻からスタートする。

 大盛が弁明する。「東京の駅って難しいから本当に困る! 駅で迷うことがあるから(集合時間を)もっと早い時間に設定した方がいいかも!」

 記者「早く起きればいいんじゃないの?」

 大盛「それができないんですよ~。心掛けているけど、ダメだってなる(笑)。でもさとちゃんだから甘えちゃうんです」。

山根涼羽、久保怜音、大盛真歩

地元の友達とカフェ巡り友達

 久保と大盛が親交を深めたのは、公演で大盛が久保と仲良くなりたいと公言し、すぐに遊ぶ約束を取ったことがきっかけ。だが、大盛は加入前、久保、そして山根のファンだった。

 大盛「ずんちゃんの写メ会にも行きましたし、さとちゃんの握手会にも行っているんですよ! どっちも好き! 今はファンから友達になってそんなことも忘れていますけど(笑)」

 一方の久保は、スッと人の心に入り込む甘え上手なところもある。

 久保「人たらしですか? えー! そんなことないですよぉ。でもそうなのかなぁ? 実際に、お兄ちゃんがいて、私が妹だからかなぁ? 甘えられるよりも甘える方が好きかも」

 そんな久保に甘えるのは大盛。「心を許しすぎちゃっているから遅刻しちゃうのかも。さとちゃんは何でも許してくれるし、美味しいものもくれる。甘やかせ上手が特技じゃない?」。山根も「分かる!」とうなずく。

 そんな久保に、大盛は「なんでもできるところがすごい。例えばソロコンとか不安と言っていても最高だったし、なんだかんだいってできる」と尊敬のまなざし。「いやいや」と謙遜する久保だが「不安だけど、でも人間だからできないことはない、きっとできる! って思えてあきらめないで頑張れるんです!」

 セミの抜け殻が好きで、ブローチを作りたいとも語っていた大盛に対しては「アニメが関わると絶対に遅刻しない!」と久保。「命がけだもん! それで遅刻するぐらいなら寝ない方がいい」という大盛はなぜそこまでしてアニメが好きなのか。

 大盛「アニメの主人公の生き方を見て、主人公がこんなにも頑張っているから私も頑張らないと!といろんな活力をもらえています。キャラクターの顔、イケメンだなって元気になれるし、人生の生き甲斐です。アニメなしでは生きていられなかった、助けられました。アニメを見れば元気になれます!」

 お母さんのような眼差しを送る山根。そんな2人それぞれに、キャッチコピーをつけるなら…。

 大盛につけたのは「地元の友達」

 山根「2人とも仲良くて、まほちゃんとも結構な頻度で会っているんですけど、東京にいないような地元の友達感があって」

 大盛「私、意外と人見知りなんですよ。でも仲良くなったらめっちゃ仲良くなるタイプだから、心を許したらマブダチ」

 山根「後輩だけど全く後輩感がなくて」

 対する久保には「カフェ巡り友達」

 大盛「待って! どういうこと!?」

 山根「さとちゃんは東京の友達で、まほぴょんは地元の友達みたい(笑)。さとちゃんとはちょっとおしゃれなカフェに行くのが好きで、さとちゃんともめちゃくちゃ仲良くて真剣な話もします」

 久保「まほぴょんはずんちゃんが家に遊びに来た時も朝5時までアニメを見させていたけど、私は絶対にしない(笑)」

 山根「さとちゃんは品があって、まほぴょんは少なめ」

 大盛「おかしくない?(笑)」

 記者「確かに久保さんは品を感じますね。余裕からくる品というか」

 久保「本当ですかぁ~」

 大盛「おいおい」

 久保「いい気分です! 今日来てよかった(笑)」

横山由依との思い出

向井地美音と横山由依(C)AKB48

 次回のゲストは卒業を控える横山由依と、三代目総監督の向井地美音。横山との思い出を聞いた。

 久保「チームも違ってあまり一緒に活動する機会がなかったんですけど、最近は選抜で一緒になる機会が増えて仲良くなって。一緒に撮影する機会もあって肩を『タッチ!』ってしてくれるくらいの関係になれたので寂しいけど、教えて下さったことはたくさんあります。それを私たちが引き継いでいきたいと思います。大好きですっ!」

 大盛「ファンの時に握手会に行ったことがあって、ゆいはんさんに『そのリボン可愛いね』って言ってもらえたことがあったんです! たぶん覚えていないと思うんですけど、それを本人にも言ったことがなくて。あとは、少し前に一緒に歌番組に出演させて頂いた時に、ちょうど悩んでいる時期で、でもあまり誰にも言っていなくて、顔に出しているつもりはなかったんですけど『まほぴょん大丈夫?最近活動どう?』ってさらっと聞いてくれて、自然と悩みを打ち明けることができました。いつでも連絡してねと言って下さって。私もそういうメンバーになれたらと思います」

 山根「同じチームで仲良くて。研究生時代に1回ご飯に行ってその時に人生で初めて馬刺しを食べたんです。思い出深くて、その後、馬刺しを食べる度にゆいはんさんとの思い出に浸ってます。お鍋も一緒に食べて楽しかった。この間話す機会があって『卒業した後の方が遊ぶ回数増えそうだね』と。誘いやすくなりそうです」

(おわり)

※なお「AKB48広報 山根涼羽の○○な2人」の第5回配信は通常通りの配信日、11月30日火曜日20時からとなる。また、17LIVEアプリをダウンロードすれば無料で視聴が可能だ。
アカウント:
AKB48_official
https://17.live/profile/r/13741515

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