平野紫耀、少女漫画実写化キング、初の教師役で新境地を切り開く?<キンプリ魅力紐解き連載1>
平野紫耀
<King & Princeは全員が演技班?メンバーの活躍を紐解く(1)>
7月21日に3rdアルバム「Re:Sense」(読み:リセンス)のリリースを控えているKing & Prince。アーティストとしての活躍もさることながら、俳優としての躍進も凄まじい。そこでメンバーそれぞれの出演作を振り返りつつ俳優としての魅力をひとり一人読み解いていきたい。まずは、平野紫耀。
平野紫耀といえば、CDデビューと同時に主演したドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)をはじめとし、映画『honey ハニー』(2018年)、映画『ういらぶ。』(2018年)など少女漫画の実写化の多くを成功に導いてきた。
“胸キュン王子”とも言われる彼が、『24時間テレビ44 想い〜世界は、きっと変わる。』(日本テレビ系)で放送されるドラマスペシャル『生徒が人生をやり直せる学校』で初の教師役に挑む。
このドラマの原作は、黒川祥子氏のルポルタージュ「県立!再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校」。年間40人もの生徒が退学する“底辺高校”を舞台に、貧困やネグレクトなど家庭に問題を抱える生徒たちに寄り添い、奮闘する教師たちの姿を描く。
平野が演じる新人体育教師・樹山蒼一は、ポンコツだが熱血な性格。見るも無惨な校内の荒れっぷりに愕然とするが、実は生徒たちが悲しい現実に直面していると知り、“人生をやり直せる学校”に変えるために立ち上がっていくようだ。
5日に放送された『しゃべくり007』(日本テレビ系)では、教師役を成功させるべく、しゃべくりメンバーに熱血授業をした。生徒役の徳井義実が相談を始めると、黒板を書く手を止めてきちんと目を見て話を聞く。もちろんバラエティ番組ともあって「早く書けよ!」とツッコミを入れられ笑いが起こっていたが、その所々に“教師”としての片鱗を覗かせていた。
恋愛作品で見ている人をキュンとさせる演技を見せてきたが、教師として生徒と向き合う学園モノでは、どのような表情を見せるのだろうか。彼にそもそも備わっている “誰かのために”という心意気が、役柄にもきっと反映されるはずだ。
そして8月20日からは、2019年に公開し、興行収入22億円を突破した大ヒット映画の続編『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』の公開も予定している。7月29日には、続編公開記念として『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の特別編集版がTBS系列で放送されるので、そちらも合わせてチェックしたいところだ。
本稿では、平野をピックアップして俳優としての活躍を振り返った。次回は、『ドラゴン桜』(TBS系)や『姉ちゃんの恋人』(フジテレビ系)で姉想いの弟を好演した“天性の弟キャラ”高橋海人(※高ははしごだか)の魅力を紐解いていく。【菜本かな】
筆者紹介
かなぴす メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動行っていた。エンタメとファッションが大好き。ツイッターは@kanawink