藤間爽子『ボイスII 110緊急指令室』で警察官役「頑張りたい」
日本舞踊家と女優の二足のわらじで活躍
日本舞踊家で女優の藤間爽子(ふじま・さわこ=26)が10日スタートの日本テレビ7月期土曜ドラマ『ボイスII 110緊急指令室』に出演する。この春、紫派藤間流三代目家元・藤間紫を継承した藤間は地上波ドラマ初レギュラー出演で警察官役に挑む。
2019年7月期に放送された『ボイス 110緊急指令室』の第2弾。緊急指令室「ECU」を舞台に、唐沢寿明演じる敏腕刑事・樋口彰吾と真木よう子が演じるボイスプロファイラー・橘ひかりが、「声」を手掛かりにさまざまな事件に立ち向かう。
藤間爽子は、港東署ECUに配属されたばかりの新人室員・小松知里(こまつ・ちさと)を演じる。立場の弱い人々を助けたいという正義感から警察官を志し、小柄で一見大人しく見えるものの、常に冷静で肝が座っているという人物で、緊急指令室でのひかり(演・真木よう子)や早紀(演・宮本茉由)とどのような連携を図っていくのか見どころだ。
本作が地上波ドラマ初レギュラー出演となる藤間爽子だが、劇団阿佐ヶ谷スパイダースに所属する女優として数々の舞台に出演。今年3月に公演の「いとしの儚」ではヒロインの儚を演じるなどその透明感と存在感ですでに注目を集めつつある。
日本舞踊家としては、幼少の頃から祖母である初世家元藤間紫に師事し、今年2月には26歳の若さで三代目藤間紫を襲名、紫派藤間流の家元になった。
女優と日本舞踊家の二足のわらじで活動する中で、継承式の際「日本舞踊ができるから表現できる女優の表現だったり、女優をやっているから日本舞踊で生かせる表現だったりがきっとあるはず。そういうところで(それぞれを)生かせるような舞踊家、女優になっていきたい」と目標を語っており、本作ではどのような女優としての表現を見せてくれるのか、期待される。
藤間爽子:コメント
緊急指令室ECUの新人、小松知里を演じます。
ECUの一員として、威厳を持って様々な事件に立ち向かいながらも、小松の人間らしい一面も垣間見えるといいなぁと思っています。
今回初の連続ドラマレギュラー出演。日々緊張の連続ですが、諸先輩方の足を引っ張らないように頑張りたいです。
この暑い夏、「ボイス2」を見てハラハラドキドキを楽しんでください!
◆藤間爽子(ふじま さわこ) 1994年8月3日生まれ。東京都出身。劇団「阿佐ヶ谷スパイダース」に所属し、舞台や映像を中心に女優として活動する傍ら、日本舞踊家として幼少より祖母・初世家元藤間紫に師事し、2021年2月28日、東京の日枝神社で三代目藤間紫を襲名し、日本舞踊の紫派藤間流家元となった。主な出演作に2017年「連続テレビ小説 ひよっこ」(NHK)2021年「あんのリリック―桜木杏、俳句はじめました―」(WOWOW)など。今年11月には、阿佐ヶ谷スパイダース公演「老いと建築」(吉祥寺シアター)への出演が決定している。