[写真]hideさん生前書き途中だった幻の楽曲が完成

“最後の新曲”を発売することが決まったhideさん

 1998年5月に亡くなったX JAPANのhideさん(享年33)が生前書き残した最後の未発表曲「子 ギャル」が完成したことが23日、分かった。12月10日に発売されるhideさんの生誕50周年記念アルバムに収録される。

◆写真=hideさんの最後の新曲が収録されるアルバムジャケ写

 再現不可能とも言われたこの楽曲。本来は1998年11月に発売されるソロ3枚目のアルバム『Ja,Zoo』に収録される予定だった。しかし、制作途中の同年5月にhideさんは他界。ラフなボーカルによるデモ音源しか存在していなかったために再現は不可能と思われていた幻の楽曲だ。

 その楽曲にhideさんの歌声を吹き込んだのは、初音ミク等にみられるヤマハが開発した最新の歌声合成技術いわゆるボカロ、ボーカロイド(VOCALOID)技術だ。ボカロ技術でhideさんの歌声を再現。更に、hideさんと共に楽曲制作してきたI.N.A.がプロデュースした。

 最後の新曲が収録されるアルバム『子 ギャル』は、新曲1曲とボーナストラックという異例ともいえる構成だ。と、いってもボーナストラックには15曲が収録される。新曲「子 ギャル」に加えて、hideさんの代表曲ともいえる15曲をボーナストラックとして新たにリマスタリングして収録する。

 このアルバムは「hideファンの方々はもちろんのこと、まだhideの作品に触れたことがない方々にもこの“生誕50周年”という機会に、色褪せない彼のサウンドを体感して頂きたい」というコンセプトから誕生したものだ。

 仕様は初回限定盤と通常盤の2体裁。初回限定盤には、CDは“Extra Track”として、98年、アルバム『Ja,Zoo』制作当時の貴重な「子 ギャル」デモ音源も収録した17曲入り。

 DVDには「子 ギャル」のプロモーションビデオや後日詳細が発表される“超貴重なパフォーマンス映像”、そしてCD“Bonus Track”から14曲のプロモーションビデオが収録されるという、豪華な内容。さらにhideフルカラーフォトによる豪華三方背ケース仕様となっている。

 また、初回限定盤と通常盤の共に初回出荷分のみの特典として、あのhide“スペシャル怪人カード”の新作がもれなくランダム封入されているというおまけ付きだ。

 hideさんの“最後の新曲”が収録される今回のアルバムは、hideサウンドの軌跡がうかがえる内容。初めてhideに触れるビギナーにもその魅力が十分に感じられる作品となっている。

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[写真]hideさん生前書き途中だった幻の楽曲が完成
[写真]hideさん最後の新曲をアルバムへ収録

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