中国版AKBのSNH48、新曲MV韓国で放送禁止か 台湾紙などが報道
韓国で問題となったSNH48の新曲「UZA」ミュージックビデオ。ユーチューブで公開されているもの
AKB48の中国姉妹グループで上海を拠点に活動するSNH48が、新曲のミュージックビデオ(MV)が韓国で放送(配信)禁止になっていることがわかった。台湾紙の蘋果日報や中国の中国新聞網などが韓国メディアの報道として14日に伝えた。問題となっているのは新曲「UZA」のMV。韓国では「女性同士の同性愛を暗示する内容だ」との理由で放送(配信)禁止になっているようだ。
この曲はAKB48が2012年にリリースした同名シングルの中国語版。MVは韓国の人気グループ、少女時代、Super Junior(SUPER JUNIOR)などのMVを手掛けるホン・ウォンギ監督による作品で、韓国で撮影したという。韓流アーティスト風のハードなイメージの映像の中に挟み込まれる、ふんわりとしたドレスを着たメンバーたちの憂い顔が印象的だ。
このMV、お城の中に閉じ込められ石化して動けなくなった16人の美少女たちの封印が解かれると、石化される前のストーリーが展開されていく内容。このなかで、少女たちが手をつないだり、頭をなでて慰めたりするシーンが女性同士の同性愛を連想させるとして、韓国ではネット上で公開されてから3日も経たずに配信が禁止となったようだ。
ただ、前記の媒体は「韓国メディアが報じた」とするも、この件を報じたとされる韓国のメディア名は記載していない。この報道が事実であれば社会的問題に発展する可能性もある。
SNH48は10月14日に結成2周年を迎え、12日にはホームの劇場「星夢劇院」で記念公演を行った。メンバーには現在、日本から「留学生」として宮澤佐江(24)や鈴木まりや(23)が参加している。 【鈴木京子】