主人公・夏美を演じる高橋ひかる(C)テレビ東京

 高橋ひかる主演で、小西明日翔著の漫画『春の呪い』がドラマ化されることが決まった。テレビ東京でこの春から新設された“サタドラ”第2弾の作品となる。

 最愛の妹を亡くした主人公が恋したのは、妹の婚約者だった。禁断の恋に揺れる姉、妹の婚約者で財閥の御曹司である青年、恐怖の幻影として姿を現す妹。複雑な想いが渦巻く奇妙な三角関係を描く。

 最愛の妹を亡くした主人公・夏美を演じるのは、高橋ひかる。夏美は一見、明るく社交的だが、胸の内には屈折した感情を抱え、両親との間に確執があったこともあり、妹の春をただひとりの家族だと溺愛している役柄。

 高橋は、全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞して以降、映画『人生の約束』で女優デビュー、大女優への登竜門ともされる全国高校サッカー選手権大会の13代目応援マネージャーに起用されるなど、「ネクストブレイク女優」の一人としてバラエティー番組などでも幅広く活躍する。

 テレビ東京のドラマは、初出演にして初主演となり、亡くなった妹の婚約者と付き合うという難しい役どころに挑戦する。

高橋ひかる(立花夏美役)コメント

――「春の呪い」ドラマ化でのオファーを受けた時の感想をお聞かせください。

 今まで出会ったことがないような作品で、原作を読ませていただきながらドキドキしました。

 演じる上で不安ももちろんありますが、いまは、毎日作品のことで頭がいっぱいで幸せです。

――原作を読んだ感想をお聞かせください。

 揺れ動く繊細な感情の描写がとても面白いです。呪いというテーマが非現実なものになっているのではなく、物語が進むにつれ、より現実味を持たせていくのでどんどん引き込まれました。

――主人公・立花夏美という役を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。

 立花夏美という人物はとても繊細で、まっすぐな人です。冬吾と出会うことで、夏美が今まで感じたことのない感情や罪悪感に触れていき、感情が動いていくところを表現できたらなと思っています。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。

 素敵な原作を演じさせていただく喜びを感じながら、頼もしい共演者の方、スタッフの方と共に皆さんの心に届く作品をお届けできるよう頑張りますので、ぜひご覧いただけると嬉しいです!

(C)小西明日翔/一迅社

(C)小西明日翔/一迅社

テレビ東京ドラマ室/稲田秀樹プロデューサー:コメント

 この春、突如として出現したテレ東の新ドラマ枠「サタドラ」。その第2弾が早くも発表の運びとなりました。このドラマ枠では、通勤通学中はもちろん、学校や職場や忙しい家事の合間であっても、ついつい見たくなってしまうような、しかも全話を一気見したくなるような、中毒性の強いコンテンツを生み出していきたいと考えています。

 本作はそんな狙いに見事にフィットした大胆かつ繊細な原作をもとに、最近ではあまり見かけない「情念の濃い」「切ない」ラブストーリーを目指したいと思っています。財閥系の御曹司を巡って恋に揺れる美しき姉妹…どこか古臭ささえ漂う設定ながら、一方で現代的なツールであるSNSが効果的に登場するなど、自由奔放で個性的な原作の面白さを最大限に生かしたいと考えています。

 主演には、最近バラエティー番組などで大活躍の高橋ひかるさんを初主演でお迎えし、普段見せている明るさとはまったく真逆の暗さや複雑な心模様を抱えた女性を演じて頂きたいと思います。その芝居の振り幅が今から楽しみでなりません。

 演出は『世にも奇妙な物語』等のテレビドラマや映画『呪怨』シリーズなどで異才を放つ落合正幸が、久々に連ドラに登板。

 誰もが見たくなる、そして誰も見たことがない新たなラブストーリー、韓流にも負けない『愛の激場』をお届けしたいと思います。

著者・小西明日翔:コメント

 『春の呪い』は長編のデビュー作で、個人的に非常に思い入れのあるタイトルです。

 完結から5年経ったにも関わらず、多くの方に見て頂ける機会に恵まれ大変光栄です。

 誰かの心に残るような作品であればこれ以上幸いなことはございません。これからも何卒よろしくお願い致します。

※高橋ひかるの「高」ははしご高。

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