映画・ドラマ
『麒麟がくる』光秀の長女・岸に同情の声「泣けた」演じたのは天野菜月
荒木家が謀反で離縁
いよいよ佳境を迎えたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』。24日放送の第42回「離れゆく心」では、毛利攻めの副将である荒木村重までもが織田信長に反旗をひるがえし、それを食い止めようと奮闘する明智光秀の姿が描かれた。それに翻弄された一人に光秀の長女・岸がいる。
信長に反旗をひるがえした村重へ説得を試みる光秀だが失敗に終わり、村重の長男・村次に嫁いでいた、光秀の長女・岸が荒木家に離縁され、明智家に戻って来る。『麒麟がくる』ではそのシーンが印象的に描かれた。
夕日に照らされ、「申し訳ござりませぬ」と光秀に手を付き頭を下げる岸。「力が足りず、荒木殿を呼び戻せなかった」「すまぬ」と岸を抱き寄せる光秀。
岸の姿に、SNSなどでは視聴者から「かわいそうに」「無事でよかった」「泣けた」と同情の声が寄せられ、反響を呼んだ。
その後、信長は荒木の有岡城に総攻撃をかける。「女、子ども一人残らず殺せ」と命じるが、岸は荒木から離縁されたことでこの戦を逃れることができたことになる。
歴史上ではその後、左馬助(秀満)に嫁いだとも言われ、SNSでは「左馬助はお岸ちゃんが気がかりだよね」「お岸ちゃんが泣いて帰ってきたのがしんどかったな...早く左馬助と結婚して」との書き込みもあった。
そんな岸を演じたのは、女優・天野菜月(20)。今回が初の時代劇挑戦で、演じるにあたり「戦国時代に生きた女性の覚悟など、現在には無い価値観に難しさも感じ、想像を膨らまして演じていました」と語っていた。
天野が表現した岸の健気さは癒しも与え「美しい」「綺麗な人」と反響も呼んだが、時代に翻弄されるその姿に「辛い」と胸が締め付けられた視聴者も多かったようだ。

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