主人公明智光秀を演じる長谷川博己

 8月30日から放送を再開するNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(日曜午後8時)の物語の後半「京~伏魔殿編」に登場する新キャストが14日、同局から発表された。

 新キャストは、坂東玉三郎(正親町天皇)、陣内孝則(今井宗久)、片岡鶴太郎(摂津晴門)、春風亭小朝(覚恕法親王)、駿河太郎(筒井順慶)、小籔千豊(二条晴良)、手塚とおる(朝倉景鏡)、井本彩花(お市)、金井浩人(浅井長政)、一ノ瀬颯(足利義栄)。

 大河ドラマ初出演となる坂東玉三郎は「一生懸命務めさせていただきます」と意気込む。

 後半で描かれるのは「光秀と信長がとびこむ京の本格的な政界」。制作統括・落合将氏は「新キャストの重厚な演技に囲まれた長谷川さん演じる光秀が、いかに困難を乗り越え、麒麟を探し求めていくのか、どうぞご期待ください!」とコメントを寄せている。

正親町天皇役・坂東玉三郎コメント

今回初めてNHK大河ドラマの「麒麟がくる」に出演させていただきます。
大変恐れ多いことなのですが、お役は「正親町天皇」を演じさせていただきます。
私は大河ドラマの映像の中に出演させていただくのは初めてなので大変緊張しております。
出演者の皆様は映像に慣れている方々なので、その中で私がどんな役作りができるのかということを今考えている最中でございます。
一生懸命務めさせていただきます。

今井宗久役・陣内孝則コメント

初回の放送は、一視聴者として観ておりました。「太平記」の池端先生の脚本だし、当然今年一番注目していたドラマだったので・・・。
今まで重厚な墨絵の世界だった大河が、総天然色のワクワクする新時代の大河に生まれ変わったというか、主演の長谷川さんを中心に、魅力的なキャストの皆さんがそれぞれのキャラクターをユニークにセクシーに実に生き生きと演じていて「チクショウ!・・・俺も参加したかったなあ・・・。」というのが正直な感想でした。まさかその数日後に今井宗久の役でオファーが来るとは、うれしいかぎりです。
今井宗久という人は、近江源氏佐々木氏の末裔(まつえい)らしいので・・・30年前、私が演じた「太平記」の佐々木道誉につながるそうで・・・なにか強いご縁を感じました。茶人、文化人であり武器商人であったという戦国時代をプロデュースした一人として印象的に演じられたらと願っております。

摂津晴門役・片岡鶴太郎コメント

今回は「麒麟がくる」の出演者の中でも、一番の悪役と聞いております。
裏で画策する摂津晴門。この企てるたくらみの眼をご覧くださいませ。

覚恕法親王役・春風亭小朝コメント

僕も「軍師官兵衛」で明智光秀をやらせていただきましたが、本物の光秀と共演するのを楽しみにしております。今回は玉三郎丈が演じる帝の弟という役です。なぜ僕があんなに美しい方と兄弟なのか不思議に思っておりましたが台本を読んで納得しました。その謎はドラマを御覧になればわかりますので、優しいまなざしでご視聴ください。

筒井順慶役・駿河太郎コメント

昨年の「いだてん」で、「平清盛」以来7年ぶりに大河ドラマに参加させていただき。まさか、こんなに早くまた大河に参加できるとは思ってもいなかったので驚いています。それにいつかご一緒したかった吉田鋼太郎さんと敵対する役、こんなに幸せなことはありません。途中参加でプレッシャーもありますが、新しい風になりたいと思います。

二条晴良役・小籔千豊コメント

「麒麟がくる」と言われたときは、田村と川島がくるのかと思うくらいピンとこなかったです。
おばあちゃんや死んだ母親が喜んでいることでしょう。
周りや作品に溶け込めるようにがんばりたいと思います。

朝倉景鏡役・手塚とおるコメント

「麒麟がくる」で朝倉景鏡役を演じさせていただきます、手塚とおると申します。
30年以上お芝居をしていて、初のNHK大河ドラマ出演になります。
長谷川博己さんはじめ、ほかのすばらしい出演者の皆様に負けない様に存分に楽しもうと思っております。

Photos

記事タグ